多くの植物は、さし木で増やすことができます。
これまでにさし木してみた植物をまとめてみました。成功したものと失敗したもの両方入れているので、これからさし木する参考になればと思います。
さし木が成功しているか
根が生え、新しい芽が伸びてきて、3か月以上枯れていなければ成功していると思います。
さし木しやすい植物かどうかだけでなく、さし木の時期や、さし穂の準備方法、水やりなどの条件によっても、成功率が変わります。
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観葉植物
観葉植物は、さし木で増やしやすい種類が多いです。
土に直接さし木する方法や、水さしして、水に枝をしばらくつけて根が出てから土に植える方法があります。
基本的に、根元側の葉を何枚か落として、枝の節の部分から発根しやすいですが、サンスベリアは、一枚の葉っぱそのものから根が出てきます。
色々と植物の特性が違うので、面白いですね。
ベンジャミン
ベンジャミンは、比較的さし木の成功率が高いです。
時期は、5〜7月が向いていますが、秋頃のさし木も成功しました。
最初の頃、なかなか新芽が出ませんでしたが、根が伸びてきて生きていれば、やがて葉が増えます。
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ポトス
ポトスは、水さしでも増やしやすいです。たいてい、水さしして根が生えてから土に植えています。
切った枝を水に入れていたら、根が生えてきます。
アイビー
アイビーも、水さしでも土にさし木しても成功しやすいと思います。
日陰でも日向でも、気温が低くても生育できる丈夫さがあります。伸びすぎるくらい、元気な植物です。
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サンスベリア
水やりの頻度は少ないですが、いつの間にかすくすく育って、新しい株も増えていきます。
葉を水にさしておくと、根が生えます。
葉を切ってから直ぐ土にさし木するときには、葉の長さを5〜10センチくらいに短くしてもやがて根が出て、その後新しい子株が出てきて増やせます。
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オリヅルラン
オリヅルランのランナーにできる子株が大きくなってから、ランナーから切り離して水栽培し、根が伸びたところを土に植えて増やしました。
子株で増やす方法で、オリヅルランは増やすことができます。水栽培してからでも、すぐに土に植え付けても、比較的発根しやすかったです。
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野菜
野菜は、種や苗から育てる場合が多いですが、パイナップルを野菜のジャンルに入れるとすると、パイナップルはクラウン挿しで育ててみたことがあります。
パイナップル
パイナップルのクラウンざしから始めて、2022年現在、栽培中です。
8月の後半から始めて、冬越しできたので、クラウン挿しは成功しました。
実がなるまでに3年ほどかかると言われているので、実がつくところまで続けることを目標にしています。
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果樹
果樹は、大きくなりますが、ベランダで鉢植え栽培することもできます。
剪定や植え替えをすると、大きさを調整したり、生育や実つきを良くすることができます。
果樹の場合、苗木を購入して栽培を始めるのが一般的ですが、剪定した枝などをさし木して増やすこともできます。
オリーブ
オリーブの小さな苗を購入して栽培しています。枝や葉が少し増えて剪定したので、さし木に挑戦しています。
2022年3月にさし木(休眠ざし)した枝は、5月まで緑色の葉が残っていますが、うまく根づくことができずに枯れてしまいました。
オリーブの生長期に入り、6月に剪定した枝を使って再びさし木(緑葉ざし)に挑戦しています。1か月後の7月に新芽が伸びてきたので、順調に育っているようです。しっかり根が張るよう、引き続き見守っていきたいと思っています。
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ブルーベリー
ブルーベリーを剪定した細い枝をさし木してみました。
ブルーベリー培養土にさし木し、一本は芽が出てきましたが、やがて枯れてしまいました。
枝が細すぎたせいもあると思います。
次の剪定の時の枝をさし木したところ、無事に冬を越し、春になって新芽が伸びてきました。
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草花・ハーブ
ハーブは、葉がいい香りで入浴剤にしたり、料理にも使えたりするので、さし木して増やせると嬉しいですね。
草花としては、ハイビスカスが比較的さし木の成功率が高かったです。
ハーブの中では、スペアミントがダントツでさし木に強いと思います。
レモンユーカリ
レモンユーカリは、剪定した枝でさし木してみたことがありますが、失敗しています。ユーカリは、一般的にさし木の成功率が低いと言われています。
春の芽吹く力が強い時期など、時期が良いとうまくいきやすいかもしれませんね。
一本で勝負せず、何本も何回もやってみると、コツをつかめるかもしれません。
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スペアミント
スーパーの料理に使うスペアミントを水さししてから、土に植えて増やせました。
失敗する可能性もありますが、スペアミントはかなり生命力が強くてさし木が成功しやすい植物だと思います。
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ローズマリー
ローズマリーは、移植を嫌いますが、適温の時期にさし木はわりとうまくいきやすいと言われています。
昨年、おそらく水やり方法がうまくいかず根腐れしてさし木に失敗しました。もしかしたら、夏で気温が高すぎたかもしれません。
今年の挿し木は、4月7日にスタートし、5月30日の時点で順調に育っています。4月〜5月の時期は挿し木が成功しやすいかもしれませんね。
また、先端の葉だけ枯れても、根が伸びていて下の葉が問題なければ大丈夫だったりします。全体がしおれてしまうまでは可能性があります。
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ハイビスカス
ハイビスカスは、花がきれいな木で、冬越しできれば何年も続けて育てることができます。
剪定した枝をさし木で増やせます。
水にさしても発根しやすく、土に植えてさし木するときも成功率は高い方だと思います。
さし木した苗は、無事に冬越ししたので、これから花を咲かせることを目指しています。
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バラ
バラもさし木で増やせます。
途中まで葉が生きていましたが、今回はさし木に失敗してしまいました。
剪定してから日にちを空けずすぐに植えたり、葉っぱをしっかり減らしたり、成功しやすい時期に挑戦するともっと成功率が上がるかもしれません。
また試してみたいです。
ラベンダー
ラベンダーもさし木で増やせるということで、さし木してみました。
6月のさし木は途中まで順調でしたが、夏のダメージで枯れてしまいました。その後、9月頃に剪定したラベンダーの枝でさし木したところ、無事に根付き、翌春に花を咲かせてくれました。
同じシソ科のローズマリーと性質が似ている感じがします。
真夏と真冬を除いて、春や秋はさし木に向いている季節だと思います。
ラベンダーはわりと根付きやすく、さし木しやすい植物だと思いますが、途中で枯れたり失敗することもあるので、何本か試してみると良いと思います。
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ペンタス
春から秋にかけて花が咲くペンタスも、さし木してみました。
8月の末にさし木して、順調に育っています。つぼみのないさし穂から始めましたが、1〜2ヶ月ほどして花のつぼみができました。
ペンタスはさし木しやすい植物だと思いました。
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オステオスペルマム
オステオスペルマムは、春から秋にかけてたくさん花を咲かせてくれます。
選定した茎をさし木しました。切ってから日にちを置かず、土に直接植えて適度に水をあげました。とくにさし木用の土ではなくて、空いている植木鉢の土に直接割り箸などで穴を開けてさし木する方法でしました。
その後花を咲かせてくれました。
オステオスペルマムはさし木しやすい植物だと思います。
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