オステオスペルマムの育て方

オステオスペルマム 草花
オステオスペルマム
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オステオスペルマムは、キク科の植物で、春や秋に色鮮やかな花を咲かせます。

初心者にも比較的育てやすいと言われています。

同じキク科のガーベラと比べて、オステオスペルマムは花数が多いです。また、色のバリエーションも豊富で、気に入った色を選ぶのも楽しいです。

淡い色もあれば、鮮やかな色、ガーベラではほとんど見かけない紫のような色合いもあります。

今回は、オステオスペルマムの育て方をまとめてみました。

オステオスペルマムの基本情報

オステオスペルマム

学名Osteospermum

科名: キク科

別名: African daisy

原産地: 熱帯アフリカ

特徴: 多年草

開花期: 4月、5月、6月、7月

水やりと日当たり

【水やり】

土の表面が乾いてきたら、鉢底から水が出てくるくらいたっぷりと与えます。

寒さには比較的強いですが、高温多湿が苦手なので、水の与えすぎによる根腐れに気をつけます。

とくに冬には生長が緩慢になるので、水やりを控えめにします。

【日当たり】

日当たりの良いところを好みます。

花がら摘み

開花シーズンにはたくさんの花を咲かせるので、咲き終わった花を摘み取るようにしていくと、次の花を咲かせやすくなります。

オステオスペルマム
オステオスペルマム

上の写真のように、花びらが閉じてきている花はそろそろ摘んだ方が良さそうです。

花が咲き終わると花びらを閉じ、花びらの下の方で種が熟していきます。

つぼみと似て見えることもありますが、花びらがしおれている感じであれば咲き終わった花だと見分けられます。

オステオスペルマム
オステオスペルマム

また、花びらの中の中心部分を見てみます。

上の写真の右側の花のように、中心部分が全体的にまだ黒い部分が多くて花粉が少ないと、花が開いたばかりです。

下の写真の左側の花のように、中心まで花粉で黄色くなって、中央が盛り上がってきたらそろそろ花の終わりごろです。しだいに上の写真のように花びらが閉じてしおれていきます。

ただし、夜や暗いところでは花を閉じる性質があるので、暗くなったせいで花が閉じているか、明るさに関係なく花が咲き終わって花びらが閉じているかを見分ける必要があります。

早めに摘んだ花は、切り花として楽しむこともできます。

開花シーズンには、液体肥料などの肥料を与えます。

季節ごとのお手入れ

【春】

春は開花シーズンなので、こまめに花がら摘みをします。また、液体肥料などを与えます。

できるだけ日当たりの良い場所に置きます。

【夏】

梅雨時期には雨が当たらないような軒先に移動させます。

夏が来る前に切り戻し剪定をして、株が蒸れないようにします。

株の1/3ほどの長さに切り戻し、古い葉も摘み取っておきましょう。

真夏の高温多湿に弱いので、真夏は半日陰の風通しの良いところに移動させます。水切れして枯れないよう、しっかりと水をあげます。

【秋】

秋に花が咲いたら、こまめに花がら摘みをします。花が咲く時期には液体肥料などの肥料を与えます。

【冬】

オステオスペルマムは耐寒性が強く、マイナス5℃まで耐えることができると言われていますが、霜に当たると弱ります。

寒い地域では、霜対策として、軒先に移動させたり、マルチングや寒冷紗をたてるなどして対策します。

まとめ

オステオスペルマムは、花がたくさん咲いて、ベランダがとても華やかになります。

開花期間も長く、比較的育てやすい植物です。

多年草なので、夏と冬を越すことができると何年も育てることができますよ。

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