真夏のハイビスカスの切り戻し剪定をしてみました

ハイビスカス 草花
ハイビスカス
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8月の35℃を超える暑い日が続いた頃、ハイビスカスの葉が次々と黄色くなってしまいました。

黄色くなった葉は、再び緑色になることはないので、見栄えも良くないですし、取り除いてしまいましょう。

前日にも何枚か黄色い葉を取ったはずなのに、翌日も何枚か葉が黄色くなっていたりすると、心配になってきますが、ハイビスカスの古い葉がこの時期に落ちて、新しい脇芽がそこから生えてくることがよくあります。

ハイビスカス
ハイビスカス(2022年7月31日)

葉が黄色くなってしまっても、元気な葉が残っていたり、枝から脇芽が出てきそうな芽が観察できれば、再び元気な緑色の葉が戻ってくると思います。

ハイビスカス栽培の2年目ですが、思い返してみると、昨年も同じような7月末から8月前半のに気温が上がってくるころに、一気に葉が黄色くなっていました。

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昨年は、植え替えをして様子を見ましたが、今年は春に植え替えしているので、枝を切り戻し剪定することで花をつけるのを少しの間休ませて、新しい芽を出しやすくする方法を取ってみることにしました。

切り戻すと元気な葉が出てくる

短く切り戻しても、その後に勢いのある枝が伸びてくることが多いので、切り戻し剪定をすることで、全体が元気になります。

【2022年8月5日】

どんどん葉が黄色くなってしまいました。まだ枝の先につぼみがついていましたが、思い切って切り戻し剪定をすることにしました。

ハイビスカス
ハイビスカス(2022年8月5日)

連日の猛暑のなか次々と葉が黄色くなって、全部葉が落ちてしまうのではないかと心配になるくらいになりましたが、切り戻し剪定をして、肥料をやって様子をみたところ、再び元気を取り戻しました。

切り戻すことによって、栄養が新芽に集中することができるので、思い切って切り戻すと良いかもしれませんね。

切り戻し剪定とその後

【2022年8月5日】(剪定直後)

2本の枝(中央と左端)を切り戻し剪定しました。

ハイビスカス
ハイビスカス(2022年8月5日)

【2022年8月9日】(剪定の4日後)

枝を切ってから葉が黄色くなって落ちるのが止まりました。また、新芽が伸び始めてきました。

ハイビスカス
ハイビスカス(2022年8月9日)

【2022年8月15日】(剪定の10日後)

ツヤのある新しい葉が続々と出てきました。切り戻した枝だけでなく、残した枝の新芽の勢いも良くなりました。

ハイビスカス
ハイビスカス(2022年8月15日)

夏の切り戻し剪定は伸びすぎた枝を切る

夏の時期、ハイビスカスの生育は旺盛なので、伸びすぎた枝などを切り戻す剪定をすることができます。

切り戻した枝から葉が出てつぼみがつくまでにしばらく時間がかかりますが、切らずに残した枝にはつぼみが残っていたりするので、切らない枝も残しておくと花がない期間を短くできます。

1~2本の枝だけ切り戻しても、すべての枝を切り戻しても、残った脇芽がぐんぐん伸びていきます。

秋になって気温が下がる頃、室内に入れる際に強剪定して、枝を1/2〜1/3に切りつめることが多いので、夏の切り戻し剪定は、伸びすぎた枝のみ切れば大丈夫だと思います。

枝を切る位置

夏のハイビスカスは、どこで切っても脇芽が出てくるような感じですが、樹形を整えたいのであれば、伸びてほしい位置にある脇芽を残して、その少し上のところで切ります

全体の外向きに生えてくる枝を残して、内向きの枝を伸ばさないようにすると、すっきりとした樹形になります。

苗を買って一年目のハイビスカスには矮化剤が効いているので、葉と葉の間隔が短いですが、そのあと伸びてきた枝は間隔が長くて、伸び伸びとした姿になります。

ハイビスカス
ハイビスカス

古い葉が落ちたあと、矮化剤の効いていた部分は節が多くてゴツゴツした感じになっています。

【2022年8月7日】

ハイビスカス
ハイビスカス(2022年8月7日)

ゴツゴツした部分を剪定すると見栄えが良くなります。1本だけ切り戻しましたが、ほかの枝も切り戻しても良かったかもしれませんね。次に剪定するときにほかの枝も切ろうと思っています。

その後は、矮化剤の影響がなくなるために枝が伸びやすくなります。

【2022年8月15日】

剪定してから、ほかの枝の葉っぱの伸びも良くなり、元気を取り戻しました。

ハイビスカス
ハイビスカス(2022年8月15日)

大胆に切っても大丈夫

せっかく伸びた枝を切るのはもったいないと感じますが、実際に切り戻してみると、新しい芽がぐんぐん伸びていきました。

夏はハイビスカスの生育期なので、どんなところから切っても、ほぼ失敗せずに新しい芽が出てくると思います。

今回、思い切って切り戻したのですが、振り返ってみると、もっと下の方から切ったり、別の枝も合わせて切っても大丈夫だったかもしれません。

生長するのに栄養が必要になるので、肥料も忘れずに与えるようにしましょう。液体肥料の場合には、薄めの濃度にしておくと肥料やけの失敗を予防できます。

また、夏バテ気味だと感じたら、活力剤を与えてみると良いと思います。

メネデールやリキダスなどが使えます。

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切り戻した枝はさし木にできる

切り戻したときに切った枝は、さし木することができます。

切り口を斜めにしてから、下の方の葉を取って減らし、1-2時間ほど吸水させてから土に植えると、しばらくして根付きます。

また、水に差して根が伸びてから土に植えるという方法にすることもできます。

細い枝よりも、切り戻し剪定で使うようなしっかりとした枝の方が、挿し木した後の伸びも良く、花が咲くのも早くなると思います。

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まとめ

ハイビスカスは夏のイメージがありますが、8月の猛暑の時期には花が咲きにくく、また古い葉が黄色くなっていくことが多いです。

葉が黄色くなる原因には水切れや肥料切れ、根詰まりなど、様々な原因が考えられますが、あきらめずにお世話すると9月頃までには元気を取り戻して再び花を咲かせるようになります。

たくさん花を咲かせると、体力を消耗して肥料切れになったりしやすいので、肥料をあげることや、思い切って伸びた枝を切り戻し剪定することで、新芽に栄養を集中させて元気を取り戻させることもできます。

前年はひと回り大きな鉢に植え替えてみましたが、今年は切り戻し剪定をしてみました。春に植え替えしていても真夏に葉が黄色くなったので、切り戻しや肥料を足して様子を見る方法も良いと思います。

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