1年前に剪定した枝からさし木したベンジャミンが、順調に育っています。
最初の頃は、なかなか大きくならないと思っていましたが、春から夏にかけて勢いよく伸びてきました。
大きくなってくると、分かれたそれぞれの枝から新しい葉が出ていくので、繁っていくスピードが増します。
今回は、さし木したベンジャミンについて書きたいと思います。
ベンジャミンの基本情報
学名: Ficus benjamina
和名: シダレガジュマル
科名: クワ科
属名: イチジク属
原産地: インドから東南アジアにかけての地域
生長記録(1年目)
さし木した枝は、このくらいの大きさで、剪定した中でも大きな枝を何本か選び、下の方の葉を落としてさし穂にしました。
【8月にさし木した枝】
水栽培して発根してから土に植えて育てました。
【3月時点での様子(さし木後7か月)】
春になって新芽が出てきました。日中はベランダに出して光がよく当たるようにしました。
【6月頃の様子(さし木後10か月)】
6月になると、ひと回り大きくなったように感じます。
【8月の様子(さし木後1年)】
支柱を立てて、中心となる幹をまっすぐにしました。6月から2回りほど大きくなったように感じます。幹も、太くなって木らしくなってきました。
3本まとめて植えたさし木の場合(1年目)
同じ時期に、3本まとめて一つの鉢にさし木しました。こちらも、よく生長しています。
【3月時点(さし木後7か月)】
【6月頃(さし木後10か月)】
【8月頃(さし木後1年)】
一年でここまで成長するとは予想していませんでした。三つ編みのようにねじることもできそうですが、今回はこのまま自然な樹形で育ててみようと思っています。
※ ベンジャミンのさし木のその後の記事
ベンジャミンの水やりと日当たり
土の表面が乾いてから、たっぷりと水をやり、鉢底から流れてきた水は受け皿にためずに捨てるようにします。
気温が上がってくると、土が乾くのが早くなるので、水やりの頻度が上がります。
日当たりの良いところを好みます。
春から初夏にかけてベランダでも育てられます
春から、ベランダで育てることもできます。急に直射日光に当てると葉焼けしやすいので、最初は午前中だけ出したりして徐々に慣らしていくと、順応しやすいです。
また、春先は夜間に気温が下がること多いので、夜は室内に取り込むようにします。
真夏は日差しが強いので、室内で育てると良いと思います。
風通しの良い場所に置くと生育が良くなります。
室内では、エアコンの風が直接当たらないところに置きましょう。風通しをよくしたいときには、サーキュレーターで空気を循環させる方が良いです。
窓を少し開けて自然の風が入ってくる感じにしても良いですね。強風のときには、植木鉢が倒れないように気をつけましょう。
※ 関連記事
肥料の与え方
ベンジャミンは、肥料がなくてもそれなりに育ちますが、肥料があると生長が早くなります。
さし木して、しばらくは肥料なしで育て、根がしっかり生えてから肥料を始めます。
肥料は、生長期に与えます。
固形肥料や液体肥料を、規定量の範囲内で与えましょう。
生長が止まる冬期(11月〜2月くらい)には肥料やけするおそれがあるので、肥料は与えません。
暖房の効いている室内で、新芽が伸びてきているようであれば、通常よりも薄めた液肥などを与えることもできます。
ベンジャミンはさし木しやすい
ベンジャミンなど、フィカス属(ゴムノキ)の仲間はさし木の成功率が高く、育てやすい植物が多いです。
全部がうまくいくわけではないですが、さし木に挑戦してみるとけっこう楽しいです。
根が生えず、枯れてしまうと残念ですが、小さなさし木が成功して一人前の大きさに育ていくと、育てがいがあります。
予備も兼ねて何本か同時にさし木すると安心です。
最初の1、2ヶ月は、根が生えるか気になりますが、2ヶ月枯れずにいれば、ベンジャミンの場合ほぼさし木成功だと思います。
※ さし木の関連記事
まとめ
順調に生育できると、ベンジャミンはとてもよく伸びることがわかりました。
夏にさし木すると、そのあと冬時期を迎えてほとんど伸びなくなりますが、無事に冬を越すと、春から秋にかけてかなり大きくなります。
支柱を使ったり、剪定をするなどして、樹形を格好良く整えていけたらいいな、と思っています。
※ 関連記事
3月のフィカスの新芽(バンビーノ、ウンベラータ、アルテシマ、ベンジャミン、バーガンディ、ベンガレンシス)
コメント