サンスベリアは、株分けやさし木(葉ざし)で増やすことができます。
サンスベリアは乾燥に強く、丈夫で育てやすいですし、エコプランツとして空気清浄にもなるということで人気のある観葉植物です。
真っ直ぐに伸びるので、スタイリッシュで幅を取らずインテリアにも取り入れやすいと思います。
葉ざしで増やすことができると聞いて、挑戦してみました。花瓶に葉を入れて水栽培していたら発根し、それから土に植えたら子株ができて、増やすことに成功しました。
発根までに意外と時間がかかりましたが、元気な子株が出てくると、それからすくすくと生長します。
今回は、サンスベリアの葉ざしの方法について書きたいと思います。
サンスベリアの基本情報
サンスベリア(サンセベリア)
別名: トラノオ、アツバチトセラン(暑葉千歳蘭)
英名: Snake Plant
学名: Dracena trifasciata
科名: キジカクシ科
亜科: スズラン亜科
属名: ドラセナ属
原産地: アフリカ
種類: 多肉植物、観葉植物
サンスベリアの増やし方
【サンスベリアを増やす方法】 ・株分け ・葉ざし(さし木、さし葉)
サンスベリアを増やす方法は、主に株分けと葉ざしです。暖かい季節に行います。
【株分け】
斑入り模様などの同じ模様で増やしたい場合には、株分けが向いています。
株分けは、植え替えをする時に子株を株分けするのが一般的です。
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【葉ざし】
葉ざしをすると、先祖返りと言って、品種改良によってできた葉の模様(淵の黄色いライン模様など)が消えて、原種に近いノーマルな葉の模様になることがあります。
葉ざしのほうが、植木鉢から土ごと取り出さなくてよくなるので、簡単に、たくさん増やすことができますが、根が生えて新しい子株ができるまでに時間がかかります。
葉ざしの方法
冬にサンスベリアは生育がほぼ止まるので、葉ざしは生育期の春から夏にかけての暖かい時期にすると成功しやすいです。
直接土に入れて発根させる方法と、まずは水さしして発根させてから土に植える方法があります。
まずは、サンスベリアの葉を用意します。葉を一枚ハサミで切り取ります。切り口から腐るのを防ぐため、2~3日切り口を乾燥させる方法もあります。
今回水栽培で発根させたときには、とくに切り口は乾燥させずに使い、花瓶に入れて水分を補給できるようにしておきました。
【土に植える場合】
10cmくらいの長さに切ってから、上下逆さまにならないように土を植木鉢に少し入れてからさし葉を入れ、その上から土を被せます。
【水に入れて発根させる場合】
花瓶やガラス瓶などに水を入れ、サンスベリアの葉を入れておきます。
発根してから、土の入った植木鉢に植え付けます。しばらくすると、暖かい時期に子株が出てきます。
実際の葉ざしの様子
【2021年10月12日】
8月頃よりしばらく水栽培をしていたら、発根していました。2本の根が出ていました。
なかなか根が出ませんでしたが、そのままにして花瓶の水が減ったら足すくらいの管理で、気が付いたらしっかり根が出てきていました。
【2022年6月18日】
前年の秋頃に土に植えてからしばらくの間、何の変化もないように見えましたが、暖かくなってきたら子株が出てきました。春からはベランダに出して育て、土が乾いたら水をあげていました。
子株が地面の表面に顔を出したとき、とても嬉しかったです。
子株は、葉ざしした葉とつながっています。
サンスベリアを何年も育てていて、すでにたくさん株が増えているなら、植え替えの際にこのような子株を切り分けて新しい鉢に植える株分けをすることもできます。
(参考)
下の写真の〇で囲んだ部分が新しい子株です。順調に育つと、生育期には毎年子株ができます。
まとめ
サンスベリアは、春から夏にかけて新しい子株が出てきて増えていきます。
地上から真っ直ぐに力強く葉が伸びてくるので、見ていて楽しいです。
サンスベリアは多年草で樹木ではないので、一定の高さ以上には大きくならないので、インテリアとして飾りやすいと思います。
いろんな品種があり、空気をきれいにするという評判も高いので、葉ざしや株分けで増やしてお部屋のグリーンを増やしたり、プレゼントしたりできるかもしれませんね。
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