アイビーをさし木で増やす方法

アイビー 観葉植物
アイビー
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アイビーはつる性で、生長が早く、生育できる温度や日当たりなどの条件が広いので、室内のいろんな場所や、ベランダなどで栽培できます。庭のグランドカバーとして、また、ブーケに入れるグリーンにも使えます。

伸びてきたつるを切って、挿し木すると、アイビーを増やすことができ、さし木に強く、水挿しといって水栽培でも育てやすいです。アイビーは丈夫で、いろんな場所に順応できるので、ちょっとしたスペースにも飾りやすくておすすめですよ。

やさしいグリーンの色がきれいで、斑入りや斑なしなど、葉の色や模様、大きさや形が異なる品種があります。イングリッシュ・アイビーは園芸で人気のある品種です。

今回は、アイビーのさし木の方法について書きたいと思います。

アイビーの基本情報

アイビーの基本情報

和名:セイヨウキヅタ(西洋木蔦)

   へデラ

   イングリッシュ・アイビー

学名:Hedera helix

科名:ウコギ科

属名:キヅタ属

アイビーのさし木の方法

さし木の手順

アイビー
アイビー(8月28日)

アイビーのつるを10cmほどのところで切り、一番下の葉を取り、水につけて(1時間〜数日)吸水させます。葉を取った節から根が出るので、必ず一枚以上下の葉を取ります。

ハサミは清潔なものを使い、斜めに切ります。

ミニポットなどの植木鉢に、赤玉土や挿木用の土を入れ、底から水が出るくらいまで水をかけて湿らせておきます。

割り箸などで用土に穴を空けて、アイビーを入れ、用土を上から軽く押さえて隙間を埋めます。

アイビー
アイビー(9月2日)

もう一度水をやり、底から水が出てこなくなったら、直射日光の当たらない風通しの良いところに置いておきます。

1ヶ月ほど、用土が乾燥しないように水やりして様子をみます。

アイビーの挿し木
アイビーのさし木(9月15日)

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さし木から約3か月後には、このような感じです。葉が増えてきています。

アイビー
アイビー(11月26日)

水栽培で出た根は、すぐには土の中で水を吸収しにくい

水栽培で根を生やしてから、培養土に植え付ける方法もあります。

この際、たくさん根が生えていても、土の中で水分を上手に吸収できるまでには少し時間がかかります。

水にいたときと根の質が異なるので、土に順応した根に変化していきます。

それで、水栽培から土に植えた場合も、しばらくは直射日光を避け、乾燥させすぎないように注意しておくと良いですよ。

切った茎からもまた葉が出てくる

さし木のためにアイビーのつるの一部を切り取っても、ふたたび切り口の近くの節から新芽が出てきます。

アイビー
アイビー(9月9日)

上の写真の青い〇印は、挿し木用につるを切ってから12日後ですが、新しい芽が出ていました。

さらに、2~3か月後には、つるの切り口の横から伸びたつるがけっこう伸びました。下の写真の青い〇印は、新しく伸びた部分です。黄色い〇印は以前の切り口です。

アイビー
アイビー

切ってもまた伸びてくるので、安心して切ることができます。ただし、一度にたくさんのつるを刈り込むと負担がかかるので、少しずつ切るようにします。

アイビーは生長が早い

さし木や水さしで増やしやすいポトスと比べても、アイビーの生長はとても早いです。

生き生きとした植物の様子を見られるので、育て甲斐があります。

8月上旬に購入したアイビーの苗が、半年近くでだいぶ伸びました。

アイビー
アイビー(1月27日)

短期間のうちに、ぐんぐん伸びるのを見たいときには、アイビーを育ててみるのがおすすめです。

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まとめ

アイビーは、丈夫な植物でさし木しやすく、生長が早い特徴があります。

つるを切って、土にさしても水さしにもできます。葉の付け根の節のところから根が出てくるので、必ず根元に近いほうの葉を1〜2枚取りましょう。

アイビーの葉はさわやかな色のグリーンをしていて、部屋のどこに置いても似合うので、生活の中にちょっとしたグリーンを取り入れたいときなどにもおすすめです。

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