小鳥が食べないように、放鳥するときには観葉植物を置かない方が良いこともあります。
わが家でも、小鳥が有害な植物をかじってしまわないように気をつけています。
観葉植物も好きなので、植物を全部隠したり移動はさせていませんが、小鳥に有毒だと思われる種類の植物を部屋に置かないようにしています。
とくに、インコにとってアボカドは危険なので、アボカド栽培はしないことにしました。
インコは、葉っぱや茎をかじるのが好きなので、部屋に置いてある植物は、ほぼ間違いなくかじられると思っていたほうが良いです。
今回は、インコが食べてはいけない危険な植物と、比較的安全で、飼っているコザクラインコにかじられた観葉植物について書きたいと思います。
小鳥に有害な植物
まず、インコがうっかり食べて具合が悪くなってしまわないように、絶対に食べてほしくない植物は置かないようにしています。
今のところ、インコから避けているのは、アボカド、アジサイ、シクラメン、ポトス、モンステラなどサトイモ科の植物や、アイビーなどです。
特に、アボカドは、インコが死んでしまうほど危険なので、栽培だけでなく、料理で使ったり食べたりする際にも注意が必要です。「ペルシン」という成分が、果実だけでなく皮や種や葉などアボカド全体に含まれていて、インコに有害だと言われています。わが家ではアボカド栽培をしないことにしました。
アボカド以外で有毒だと言われているものの中には、ひとくちかじった程度では、とくに問題ない植物もあると思います。
どれくらい危険なのか、実際に試していませんが、有毒なものはインコの近くに置かないようにして予防するのが良いと思います。
インコが食べて大丈夫だった植物
本来、小松菜やニンジンなどインコの餌として与えていい植物をあげたほうが良いですが、うっかりかじられてしまっても比較的大丈夫だった観葉植物もあります。
サンスベリア、パキラ、オリヅルラン、オリーブ、エアプランツなどです。
観葉植物以外では、ラベンダー、ブルーベリー、ガーベラ、ミニバラの花などもかじられました。
少しかじる程度では、インコの体調は大丈夫でした。花やつぼみを狙ってかじる傾向にあるので、鉢植えだけでなく切り花を飾るときに、かじられないように注意が必要です。
ゴムノキの新芽をかじられて、インコの体調は無事でしたが、白い樹液はベタベタする性質があるのと、インコがかじると葉の見た目がボロボロになるので、できるだけかじられないほうが良いと思いました。
サンスベリア
インコは、サンスベリアの葉にとまったりかじったりして、遊びます。
縦に伸びた葉っぱに小鳥がとまると予想していませんでしたが、インコの重みで少ししなり、乗るとちょうど良い良いカーブのところに落ち着きます。
野生では、木だけでなく、丈夫な草にも上手に止まったりして過ごしているのでしょうね。
コザクラインコはサンスベリアがかなり好きなようで、かじられた跡がたくさんあります。
止まり木として遊べることと、食べれるということで楽しんでいるようです。
とりあえず、インコはサンスベリアをかじっても体調を崩していないですが、できるだけ小松菜を毎日あげて、葉っぱを食べるのに満足してもらえるように気をつけています。
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パキラ
パキラの葉の茎にとまったり、ぶら下がってたりして遊びます。
生長点のこれから葉っぱになる三角の部分をかじってしまうことがあって、せっかくの葉が伸びなくなるので、しばらくの間インコから遠ざけて別の部屋に移動させていました。
葉っぱが増えてきたら、いろんな茎に乗って、アスレチックのようにして遊ぶようにななり、新芽ばかりかじらなくなりました。
大きくなって伸び過ぎてきた感じのパキラであれば、インコに多少かじられても持ちこたえられると思います。
今のところ、パキラをかじった後でも、インコの体調は大丈夫です。
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オリヅルラン
わが家のコザクラインコは、オリヅルランも大好きです。
オリヅルランの葉が揺られているのを見たり、つついたりしています。
かじって食べてしまったこともあります。ランナーが伸びて咲いている花や子株もインコに狙われやすいので、注意が必要です。
今のところ、オリヅルランをかじってもコザクラインコは具合いが悪くならずに元気に過ごしています。
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フィカス属(ベンガレンシス、バンビーノ、ベンジャミン)
ベンガレンシスやベンジャミンなどのフィカス属の枝にも、インコは向かっていきます。
葉や茎が傷つくと、白い樹液が出て、ネバネバするので、インコがかじるのには向いていないと思いますが、何回かかじられました。
ベンガレンシスやバンビーノなどの大きな葉っぱは、クチバシや爪によって傷つくと目立つので、インコを放鳥する部屋には置かないようにしています。
もっと枝ぶりが良くなって、たくさん葉が繁ったら、止まり木としてちょうど良くなるかもしれませんね。
ベンジャミンの枝は細くて上手く乗れないのか、葉をかじった時にベタついたり美味しくなかったのか、あまりベンジャミンには行かなくなりました。
もしかしたら、かじってみたらインコの好みの味ではなかったのかもしれません。
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テーブルヤシ
テーブルヤシの葉もかじられてしまいました。葉が開く前にかじったので、葉先が欠けてしまったところが何ヶ所かあります。
食べるためではなく、細くて上向きに出ている葉が気になって噛んだような様子です。インコが葉先を引っ張ってこのテーブルヤシを植木鉢ごと倒したこともあるので、なるべくかじられないようにしようと思います。
テーブルヤシの葉をかじった後のインコの体調は無事でした。
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まとめ
気をつけていても、インコは目ざとく植物を見つけてかじっていきます。
有害かどうかインコは知らずに食べてしまう危険があるので、放鳥のときはなるべく植物を置かないほうが良いです。
木に止まった小鳥は、自然の中で暮らしているように見えるので、絵になりますが、けっこう葉をかじられたり爪が当たって葉の見栄えが悪くなります。
できれば、観葉植物をかじられない方がいいです。
とくに苗や幼木だと、ダメージが大きくなってしまうかもしれません。ちょっと大きくなってからインコに見せたほうが良いと思います。
野生のコザクラインコはアフリカ地方に住んでいるそうなのですが、アフリカ原産の観葉植物であるオリヅルランやサンスベリアは相性が良いのかもしれませんね。
そして、アフリカ原産ではないですが、パキラに止まるのも大好きです。
実は、造花も好きです。インコが気になる形をしているのでしょうね。
とりあえず、オリヅルラン、サンスベリア、パキラはかじられやすいですが、インコの体調は大丈夫です。フィカス属の植物も、少しかじっても無事でした。
剪定したオリーブの葉っぱもとても気に入っていました。
インコの安全にも注意しながら、観葉植物の置き場所を考えると良いと思います。
大事な葉っぱをかじってしまうこともありますが、インコもかわいいですよ。
【追記 2024年4月】
ヒナから成鳥になる1年目にたくさんかじられましたが、2年目以降は以前ほどかじらなくなりました。
とくに1年目が要注意ですが、2年目以降も新芽やつぼみや花や葉をかじられることがあるので、引き続きインコにとって危険のある植物や絶対にかじられたくない植物は置かないようにするのが良いですよ。
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