ベランダで育てるのにおすすめな植物

オリーブ(ミッション) ハーブ・果樹
オリーブ(ミッション)
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ベランダで育てやすいのは、一般的に、日当たりの良いところを好む植物や、耐寒性のある植物が向いていると思います。

耐寒性があまりない多年性の植物でも、冬期は室内に移動させることで冬越しできるものもあります。

住んでいる地域の気候にもよりますが、かなりたくさんの種類の植物をベランダ栽培することができると思います。また、人によって、育てやすさの感覚は違うかもしれませんね。

今回は、栽培してみて、実際に育てやすかった植物をまとめてみたいと思います。

ベランダ栽培の良さとは

ベランダ栽培だと、鉢植えで育てるので、地植えの時ほど根を深く張れませんが、鉢を移動させることができるので、日向、日陰、室内など、気候や植物の状態に合わせた調節をしやすい利点があります。

また、ベランダは日当たりや風通しが良い場合が多く、植物にとって育ちやすい環境です。

さらに、普段生活しているスペースに近いので、部屋からさっと出て、こまめに水やりや花がら摘みなどのお世話をしやすく、部屋からグリーンや花が見えたりして楽しめます。

夏のベランダは、照り返しが強くなることもあるので、コンクリートの地面に直接置かずに少し底を上げて風通しを良くするなどの工夫が必要はあります。

緑のカーテンのように全体を覆わなくても、いくつか植物があるだけでも少しベランダの真夏の温度上昇を和らげてくれている気がします。

近くにグリーンがあると、リフレッシュになると思います。

育てる植物の選び方

これから何か栽培してみたいとき、種類を決めるのに迷うかもしれませんね。

何を育てるか決めるのに、気に入っている好きな植物、食べられる植物、きれいな花が咲く植物、丈夫で育てやすいもの、その季節に入手しやすい植物、人気のある植物などの中から選ぶことになると思います。

最初は、気に入ったものの中から、さらに、丈夫で育てやすい種類を選ぶと続けやすくて楽しいと思います。

ベランダで育ててみておすすめな植物

ベランダで育ててみた植物は、以下の通りです。

好みや育てやすさは人によって違うと思いますが、多年性の植物や、葉がきれいなもの、花が咲くもの、わりと丈夫なものを選びました。

キダチアロエ

キダチアロエ
キダチアロエ

キダチアロエは「医者いらず」と呼ばれることもあり、葉のエキスや葉の表面の皮を剥がして傷口や火傷に塗ったり貼ったりして使われることがあります。

子どもの頃から、やけどしたときアロエを貼っていました。

ベランダに植っていると、いつでも使えるので便利が良いですね。

キダチアロエは、乾燥、暑さ、寒さに強いので一年中ベランダで育てられる地域が多いです。

簡単には枯れないので、おすすめです。

ローズマリー

ローズマリー
ローズマリー

ローズマリーは、「若返りのハーブ」と言われることがあります。

肉料理の臭い消しや風味づけなど、調理で使いやすいハーブです。

常緑低木なので、何年か育てているうちに繁ってきて大きくなります。ハーブとして使うために枝を切ったり、剪定すると枝分かれして伸びやすくなり、こんもりとした形になっていきます。

わりと丈夫なので、育てやすいです。

ローズマリーは、料理に使いやすく、また丈夫で枯れにくい性質なので、最初に育ててみるハーブとしてもおすすめです。

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マリーゴールド

マリーゴールド
マリーゴールド

マリーゴールドは一年草ですが、開花時期が長く、咲いた花がしおれるまでの日数も長いので、花をしっかり楽しめます。

園芸店で苗を入手しやすく、価格も安いので、育てやすいと思います。

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ペンタス

ペンタス
ペンタス

ペンタスも、春から秋にかけて長い期間花をつけることができます。

小さな花がいくつも固まって咲くので、全体的に華やかな印象になります。

比較的暑さに強く、日光を好むので、真夏のベランダでも育てられます。

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ガーデンシクラメン

ガーデンシクラメン
ガーデンシクラメン

ガーデンシクラメンは、冬の屋外でもよく育ちます。開花時期は10月〜4月です。

寒さに強く、冬の時期にたくさん花を咲かせるので、人気があります。

比較的丈夫で、お世話しやすいです。

春を過ぎると花をつけなくなり、葉が枯れてきたりしますが、そのまま水やりをストップして夏越しさせて、涼しくなる頃に水やりを再開すると、翌年も花を咲かせることができます。

また、水やりを続けて葉を残したまま夏越しさせる方法もあります。

夏越し失敗するケースもありますが、うまくいくと何年も花を楽しめるところも魅力の一つですね。

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オリーブ

オリーブ
オリーブ

近所を歩いていると、オリーブの木をよく見かけるようになりました。

庭木としても、鉢植えとしても、とても人気が出てきているように思います。

オリーブの葉の色や形が、おしゃれな雰囲気を演出してくれます。イタリア料理店の前などに植えてあることもあります。

地中海沿岸地域が原産地ですが、近所にこれだけオリーブが育っているので、日本の気候で屋外でも十分育てられることがわかります。

日光を好む性質なので、日当たりの良い室内でも育てられますが、ベランダで日光に当てながら育てる環境にも向いています。

日本国内でも、寒冷地でなければ、屋外で越冬できるようです。

今年の8月初旬に苗木を購入したばかりなので、冬越しはこれからですが、ベランダ日向に置いても葉焼けすることなく、元気に育っています。

鉢植えにすると、移動させることができるので、室内に持ってくることもできます。

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レモンユーカリ

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レモンユーカリ

ユーカリの一種で、葉からレモンのような香りがします。

虫除けスプレーにも使われる、レモンのような香りが特徴で、ハーブコーナーで売っていることもありますが、ユーカリの仲間なので木で、大きくなります。

園芸店で、タイミングが良いと置いてあることがあります。近所のお店で買えない時には、ネット販売でも流通しています。

乾燥気味を好み、日光を好むので、室内よりもベランダの方が向いていると思います。

植え替えを嫌う性質のようですが、根の形を崩さないようにひとまわり大きな鉢に植え替えても、大丈夫でした。根が詰まってしまうことで枯れることもあるので、鉢植えの場合、長く育てるためには植え替えが必要になります。

葉に触れると、さわやかな香りがして、蚊の嫌う匂いなので、ベランダでの蚊除けにもなるかもしれませんね。

また、葉もさわやかなグリーンなので、見た目も楽しめます。

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ハイビスカス

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ハイビスカスは、ハワイや沖縄など南国のリゾート地にも咲いているので、南国気分を味わえます。

花は1日しか持ちませんが、次から次に別の花が咲きます。

寒さに弱いので、冬時期は半分くらいに剪定してから室内の日当たりの良いところに移動させると、冬越しもできるようです。

開花時期は、水、肥料、日光を多く必要としますが、生育旺盛な植物です。

毎年植え替えが必要で、小さな鉢のままでいると、根詰まりによって元気がなくなることもあります。

また、ハダニやアブラムシがつくこともあるので、毎日よく観察して、虫は早めに駆除する事で被害を少なくできます。

比較的育てやすいと言われていますが、キダチアロエやオリーブなどに比べると、水やりや肥料やりや、害虫がいないかのチェックをする作業が必要になります。

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パプリカ

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野菜のパプリカも、ベランダの鉢植えやプランターで育てることができます。

ピーマンよりも実が熟すまでに期間がかかるので、早くたくさん収穫したいなら、ピーマンやトマトなどの別の野菜のほうがおすすめです。

真っ赤でつやつやしたパプリカを収穫できると、達成感があります。

栄養分も必要なので、液体肥料などを与えます。

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ミニトマト

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ミニトマト

ミニトマトは、ベランダ菜園を始めてみようと思ったらおすすめです。

実がたくさんでき、そのまま食べられて、おかずやお弁当にもなって便利が良いです。

苗を購入して植え付けるほうが失敗しにくいです。

種から育てることもできますよ。

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小松菜やチンゲン菜も、植え付けから収穫までの日数が短く、栄養があっておすすめです。

気温の低い季節のほうが向いています。

5月、6月にさしかかるとアブラムシがつきやすいので、時期を選べば育てやすいと思います。

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まとめ

水やりや植え替え、冬越しや夏越しなどのコツを覚えると、長く育てられます。

少しずつ生長していく様子を見たり、花を咲かせたりできると、ベランダガーデニングがさらに楽しくなってきますよ。

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