3月頃に剪定したオリーブのさし木は、残念ながら失敗してしまいました。
全体に乾燥してしまって、枝も葉もカラカラになってしまいました。根も全く生えていませんでした。
ベンジャミンやローズマリーなど、さし木に成功してきているのですが、オリーブはけっこう難しいです。
(関連:ベンジャミンの挿し木の1年後)
6月になって、オリーブの枝を剪定したので、もう一度さし木に挑戦してみることにしました。
今回は、鹿沼土100パーセントで、ペットボトルの密封ざしに近づけるため、ペットボトルを半分にしてかぶせることにしました。湿度が保たれて、上手くいくといいな。
オリーブの基本情報
オリーブ
学名: Olea europaea
英名: Olive
科名: モクセイ科
属名: オリーブ属
原産地: 地中海沿岸
特徴: 常緑高木
オリーブのさし木の適期
・休眠ざし(2月〜3月) ・緑葉ざし(6月〜7月)
オリーブのさし木に適している季節は、休眠ざしは2月〜3月頃、緑葉ざしは6月〜7月頃だと言われています。
ちょうどオリーブの剪定をする時期なので、切った枝を使ってさし木するとちょうど良いですね。
失敗した3月のさし木(休眠ざし)
3月に剪定した枝を使いました。
土は、赤玉土の小粒を使いました。少ししてから鹿沼土を少量加えました。
はじめの数日間は、プラスチックの容器でふたをして、湿度が保たれるようにしました。
2か月以上経っても緑色の葉が残っていて、上手くいくかもしれないと期待したのですが…
新芽が出てほしいという期待をしていたのですが、次々と葉が落ちてしまいました。
枝も枯れている様子だったので、最後に根がないことをチェックしてから断念しました。
ちょっとさし穂の葉っぱが多すぎたかもしれないことと、密封ざしにしていなかったので、次回はペットボトルの密封ざしに近い条件で試してみたいと思います。
6月のオリーブのさし木
【前回の失敗から今回気をつけたこと】 ・さし穂に残す葉をもっと減らす ・湿度を保つ(ペットボトル密封ざし) ・鹿沼土にしてみる ・最初にメネデール液につける
【さらに変えたこと】 ・6月という時期 ・さし穂の部位(枝の先端ではなく、中間部分)
前回とは少し違う条件で、オリーブのさし木に再挑戦しました。品種は、ネバディロ・ブランコです。
葉の数を2枚にまで減らし、さらに半分にカットしました。鹿沼土100%を使い、メネデール希釈液につけてから、最初の水やりはメネデール希釈液を使いました。
また、ペットボトルを半分に切ってふたにしました。
約1か月後(新芽が出ました)
葉っぱは残り1枚になってしまいましたが、よく見ると節のところから芽の緑色の部分が増えていました。
1ミリ伸びたかどうかですが、今までに失敗したオリーブの挿し木では、芽の部分が1ミリも伸びなかったので、一歩前進です。
さらに2日後、緑色の新芽が少し伸びていました。
約1ヶ月後芽が伸び、それから2ヶ月後には根が伸びるということを聞いたので、これから根を張ってくれるかが気になります。
このまま枯れてしまわないよう、時々水やりしつつ見守りたいと思います。
約2か月半後(発根していました)
さし木した時につけていた葉は落ちてしまいましたが、新芽の葉っぱは残っています。
さし木を開始してから約2か月半、新しい葉が出てから一か月半ほど経ちました。そろそろ根が生えているか気になってきたので、見てみることにしました。
まだ短いですが、発根していました!
発根が確認できたので、園芸培養土の鉢に植えることにしました。
オリーブの挿し木から根が生えてきたのは今回が初めてなので、このまま続けて大きくなってくれるか心配ですが、楽しみです。
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