フィカス属(ゴムの木の仲間)の種類と選び方

ベンガレンシス 観葉植物
ベンガレンシス
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フィカス属(ゴムノキの仲間)は種類が多く、観葉植物として人気があるものが色々あります。

ゴムノキは枝や葉を切ったり傷ついたときに、白い樹液が出るのが特徴的で、樹液にはラテックスという天然ゴムの成分が含まれています。かぶれやすいので、素手で触らないほうが良いです。

観葉植物としては、比較的丈夫で育てやすいものが多いです。また、挿し木や取り木も成功しやすいです。

ベンガルゴムノキ、アルテシマ、ウンベラータ、カシワバゴムノキ、ベンジャミン、フィカス・バーガンディー、フランスゴムノキ、フィカス・プミラなどがあります。

葉の大きさや、色、寒さへの強さ、成長速度などの特性が少しずつ違うので、ゴムノキの中でも好みのものが人によって分かれるかもしれませんね。

また、いくつかの種類を育ててみたくなるかもしれないですね。

実際に、何種類か育てていますが、ゴムノキは、葉っぱに光沢があってきれいなものが多いので、観葉植物として見ごたえがあります。また、わりとよく伸びるので、生長を見れるのも楽しいです。

ベンジャミン

ベンジャミン
ベンジャミン

幹が三つ編みのようにねじってあるタイプと、一本の木が真っ直ぐに立っているタイプなどがあります。

上の写真は、昨年にさし木して1年経過し育てているベンジャミンです。

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三つ編みタイプのベンジャミンは、長く親しまれている定番の観葉植物ですね。

ベンジャミンの中でも、葉が斑入りだったり、葉の色が淡い色、濃い色など、いくつかの種類があります。

樹形を保つために、長く飛び出た枝を剪定します。剪定に適している時期は、5月から7月にかけてです。

剪定した枝は、さし木で増やすことができます。

ベンジャミンなどのゴムノキの仲間はさし木の成功率が高いと思います。

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ウンベラータ

ウンベラータ
ウンベラータ

近年、インテリアをおしゃれにしているお宅に増えているのがウンベラータです。大きな木がお部屋にあると、おしゃれですね。

写真のウンベラータはまだ小さい苗木ですが、何年も育てると大きな木になります。ハート型の葉という特徴にも人気があります。

葉っぱが大きいですが、色がやわらかい緑色なので、さわやかな雰囲気で圧迫感がありません。

比較的、ゴムノキの仲間の中でも、ウンベラータは寒さに強くない方です。よく陽が当たるリビングなど、冬でもわりと暖かくしていて日当たりの良い場所が向いています。

ベンガルゴムノキ

ベンガレンシス
ベンガレンシス

ベンガルゴムノキ(フィカス・ベンガレンシス)は、カフェや美容院、その他さまざまな場所のインテリアに使われていることが多いです。

インテリアのイメージ写真などに、さりげなく写っていたりします。

丸みのある葉っぱに、白っぽい葉脈の筋がくっきりと入っていて、葉っぱの色のコントラストがきれいです。

最近では、幹をカーブさせて奥行きや躍動感を演出している樹形も人気があります。

真っ直ぐのタイプや、枝分かれしているタイプもあり、いろんな樹形で楽しめます。

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アルテシマ

アルテシマ
アルテシマ

ベンガレンシスと形がよく似ていますが、フィカス・アルテシマは葉っぱの表面がツルツルしていて起毛がないのが特徴です。葉っぱに斑入り模様があるものもあります。

また、ベンガレンシスよりも生長速度が早いです。

ウンベラータ、ベンガレンシス、アルテシマはインテリアとして存在感がありつつ、モダンにもレトロな雰囲気にも合わせやすいので、どれも人気があります。

カシワバゴムノキ

カシワバゴムノキ
カシワバゴムノキ

カシワバゴムノキ(フィカス・リラータ)は葉っぱが柏の葉の形に似ています。葉っぱがバイオリンの形に似ていると表現されることもあります。

葉っぱが大きくて、波打つように力強い雰囲気なのが特徴です。幹はこげ茶色で、少しカサカサした質感です。

欧米などで、人気があるそうです。

小型の品種、バンビーノ(フィカス・リラータ・バンビーノ)は、そのまま小さくしたような感じで、特徴はほぼ同じです。

実際に育ててみると、新しい葉っぱが出てきやすく、形が個性的で存在感があるので、気に入っています。

ベンガレンシスやアルテシマほど多く見かけませんが、カシワバゴムノキは少し個性的な感じやワイルドな感じを出せるので、面白いと思います。

100均の300円商品で販売されていることもあり、入手しやすくなってきていると思います。最初は小さいですが、育つとかなり葉っぱが大きくなります。

これから、じわじわと人気が出てくるかもしれないですね。

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バーガンディー

バーガンディ
フィカス・バーガンディ

葉っぱが黒っぽい濃い緑色をしていて、クロゴムとも言われます。新芽や葉の裏側はワイン色をしています。

写真のバーガンディは、ハイドロカルチャー用になっていた幼木ですが、伸びてくるともっと葉っぱが大きくなります。フィカスの中でも丈夫で育てやすい種類だと思います。

バーガンディ
バーガンディ

光加減や葉の成長段階で色合いが少しずつ違って見えたりします。

葉っぱも、黒っぽく見えますが、濃い緑色をしていたり、開いたばかりの葉はツヤツヤでワインレッドのような色味をしています。

葉の色の変化が楽しく、厚みがあってしっかりとしていて表面がツルッと輝いているのがきれいです。

落ち着きのある、シックなレトロな感じ部屋によく合うと思います。

ウンベラータのやわらかい緑色とはまた違う、濃い緑色の良さを楽しめます。

存在感があるので、部屋に置いてみるとおしゃれ感が増すと思います。

プミラ

フィカスの中では珍しい小さな葉っぱが特徴です。

ほかのゴムノキにくらべて寒さに強いです。

フランスゴムノキ

フランスゴムノキは、ベンガレンシスよりも少し小さめで光沢のある葉っぱで、幹が少し細めですっきりした印象で、おしゃれな部屋によく似合います。

わりと流通してきたのが新しい品種です。

ショウナンゴムノキ

ベンジャミンの葉っぱを細長くしたような雰囲気のゴムノキです。

わりと珍しい種類だと思います。

ゴムノキの仲間なので、比較的育てやすいと思います。

皆と少し違う雰囲気や南国の感じを出したいときに向いていると思います。

ゴムノキ(フィカス)のおすすめなところ

見た目のカッコ良さの点で、ゴムノキは葉っぱが大きくつやがある種類が多いので、観葉植物として見栄えがします。

人によって好みはあると思いますが、シルエットがカッコいいと思います。

比較的、丈夫で育てやすいものが多いです。乾燥に強いほうですが、逆に水のやり過ぎで根腐れすることがあるので、気温の低い冬などは、土の表面がじゅうぶん乾いてから水をやるようにします。

葉に霧吹きで葉水をかけるなどのお世話をしたほうが元気になるので、丈夫とはいえ、いくつかポイントをおさえてのお手入れが必要になります。

ゴムノキの仲間は、観葉植物の定番のような種類なので、育てながら観葉植物の育て方のコツがわかってくると思います。これから観葉植物を育てるのを始めたい人にも向いていると思います。

どの種類を選ぶか

【選び方】

・育てやすさ
・見た目(葉の色、形、大きさ)の好み

育てやすさだけでなく、葉の色あい、形や大きさなど好みに合わせて選ぶこともできると思います。

ゴムノキ中間は、葉の色合いが淡い緑色、斑入り、濃い緑、赤みがかった色など、色のバリエーションも豊富です。

ほとんど見た目の好みで選んだら良いと思いますが、生長スピードや、耐寒性、耐陰性などの性質が、置き場所に合っているものにすると、長く育てられると思います。

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