ガーデニングに挫折してしまいやすい原因

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自宅で植物を育てるときに、枯らしてしまったり、害虫がついたりしてしまったりすると、自信を持てなくなることがあります。

始めたばかりで失敗してしまうと、苦手に感じて、「もうガーデニングはやめておこう」と思ってしまうかもしれませんね。

何年ガーデニングをしていても、元気に育てば楽しいのですが、植物が弱ってきたり害虫がびっしりとついたりして、悲しく感じることもあります。

でも、せっかくガーデニングに興味を持って育て始める方には、植物を育てる楽しさをぜひ味わっていただきたいと思います。

よく考えてみたら、「自分でもできそうだな」とか、「諦めることないな」と前向きな気持ちになれると思います。

ガーデニングを難しいと思ってしまう原因とその対策についてまとめてみました。

土の扱い、虫の問題、水やり、日当たり、剪定などの分野から、考えていきます。

土を触りたくない、部屋に入れたくない

「土を扱いたくない」という理由で園芸をしないことにしている方も多いです。

置き場所がなかったり、植木鉢を倒してしまったときに土が飛び散って掃除が大変になる、ということもあるかもしれません。

土がカビたり、虫がでるという心配もあるかもしれませんね。

【できること】

そんな時は、土を使わないハイドロカルチャーや水栽培にしてみたり、土がなくても育てられるエアプランツを育ててみるなどの方法でもガーデニングを楽しめます。

また、土の表面に化粧石などを置くことで、部屋が土や砂で汚れにくいく育てることもできます。

土を使うとしても、小さな鉢から始めると扱いやすいと思います。

虫が出てきた

植物を育てていると、色々な虫を見る可能性が高くなりますが、植物の種類や育て方によってほとんど虫を見ないで済むこともできると思います。

コバエやゴキブリなどの害虫

部屋に出てきてほしくないゴキブリが植木鉢の下に隠れてしまうこともあります。また、コバエが発生しやすくなることがあるので、有機肥料ではなく、化学肥料を使うようにするとコバエが発生しにくくなります。

【対策】

有機肥料を使うと、コバエやゴキブリなどが来やすくなるので、化学肥料を使うことで、虫が発生しにくくなります。

また、ブラックキャップなどのゴキブリ対策グッズを置くことも効果があります。

また、コバエは土の表面の有機物に卵を産むので、土の表面を無機質の化粧石や赤玉土、鹿沼土などで覆うことで予防ができます。

アブラムシやハダニなどの害虫の集団を見てしまった

アブラムシは直接的に人に害はないけれど、見た目で圧倒されやすいです。

すぐに増えるので、気がついたら葉や茎にびっしりアブラムシがいたりするかもしれませんね。

また、ごく小さなハダニも、葉をカサカサにして徐々に草花を弱らせてしまう困った害虫で、小さいため完全に駆除するのに苦労します。

ハダニやアブラムシは、できるだけ数が少ない早めに気が付いて駆除すると対策できます。

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その他の害虫、益虫も苦手

ほかにもカメムシ、アゲハチョウの幼虫、ミツバチなどいろいろな虫が寄ってきてしまうことがあります。

放っておくのではなく、早めに対策すれば大丈夫です。受粉を助けてくれたりもするミツバチやチョウなどの虫もいます。

植物があると、虫が来てしまうこともありますが、1匹見た時点で何とかすると、大増殖などはしないので、それほど怖くないと思います。

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水やりの時間がない

植物は生きているので、水が必要です。

忙しい毎日の中で水やりをできるかが心配だと思うことがあるかもしれませんね。

水やりの適切なタイミングと量がわかってくると、植物は元気に育つので、水やりが大変なこともあるものの、楽しくなると思います。

水やりによく失敗する

水のやりすぎで根腐れしたり、水が足りなくて枯れたりすると、ちょっと自信がなくなってしまうこともあるかもしれませんね。

植物の特性に合わせたり、置き場所などを工夫することで、だれでも上手に水やりできるようになります。

季節によって、水やりの回数を変える必要があるので、土や葉の状態を見て水やりのタイミングが分かるようになると、失敗しにくくなっていくと思います。

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枯らしたことがある

さまざまな原因で植物が枯れることがあります。

お世話をしなくなって徐々に枯れることもあれば、寒さや直射日光に当たって1日のうちに傷んでしまうこともあります。

初心者向けだから大丈夫、枯らす方が難しいよ、などと言われた植物を枯らしてしまうと、自信をなくしてしまうかもしれませんね。

日当たりなどの環境に合わない場合もありますし、弱ってしまうと回復させるのが難しい場合もあります。

ちょっとしたコツや工夫で元気に育てられたりするので、思い当たることがあればちょっと変えてみたり、育て方を調べて試してみると上手くいくことが多いですよ。

家の日当たりが悪くて育たない

植物によって、強い日光が好きな種類もあれば、やさしい光を好む植物もあります。

部屋やベランダの環境に合わせた植物を選ぶと、うまく育ちやすいです。

耐陰性が強い植物を選ぶようにします。

ポトスやアイビーなどは、光が強くない場所でも育てやすいです。

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茂り過ぎて困った、物を増やしたくない

上手に育つと、大きくなったり、株分けなどで増えたりしていきます。

育ちすぎたら剪定して切り戻したりして、大きさを調整したりできます。せっかく育った枝や葉を切りづらく感じたりすると、伸び放題になって、まとまりがなくなったりします。

伸びた部分を剪定したり、増えすぎたら適度に減らすことができると、園芸が長続きすると思います。

まず最初の3か月から半年くらいは、大きく育てることを目標にして、伸びるのが早い植物などは、剪定のコツを早めにつかむと良いと思います。

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まとめ

ガーデニングをしていると、マンションやアパートのベランダでもアブラムシやハダニが来たり、ときには水が足りなくてしおれたり、植物の調子が悪くなってしまうこともあります。

早めに対処するとまた元気になることが多いので、すぐにあきらめないで様子を見てみると、意外と植物の回復力や強さを知れると思います。

水やりは、シンプルなお世話なのですが、意外と奥が深いです。植物を置く場所の日当たりや風通しなどによって生育のしやすさがかなり変わったりしますので、置き場所や置く植物の種類や配置を変えてみるだけで育ちが良くなることもあるかもしれませんね。

ちょっとしたことで苦手を克服できるかもしれないので、以前失敗したことがある人でも、また気になる植物があったら育ててみてほしいです。

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