水やりのポイント 上手にできると植物はよく育つ

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冬になると、夏の時期よりも水やりの回数が少なくなってきます。

水やりを調整するには、季節に応じた植物や土の状態をよく観察していくことが大切です。水やりの仕方によって、植物の調子に大きな違いができます。

水はやらないと枯れますし、あげすぎても根腐れするので、適量があります。

水やり3年」といって、水やりを習得するのに3年かかると言われるほど奥が深いです。少なくとも、季節によって水やりの頻度が変わるので、1年間通して育ててみると、水やりのコツがだんだんつかめてくると思います。

ほとんどの植物に共通している水やりポイントはありますが、乾燥を好む植物もあれば、たくさん水を必要とする植物もあるので、種類に合わせていきましょう。

水やりが上手くいくと、植物が元気になって、育てるのが楽しくなりますよ。

「土の表面が乾いてから」というタイミング

土の表面が乾いてから、鉢底から水が出るまでたっぷりと水をやり、受け皿に水はためておかないようにする」のが基本の水やり方法です。

たいていの鉢植えの植物はこのような水やりで育ちます。

「土の表面が乾いている」という見極めが、人によって違ってくることがあります。また、季節や植物の種類によって、土の表面がどのくらい乾いてから水をあげるのか調節が必要です。

季節ごとの変化に対応

春から秋3月〜11月頃

気温が高い時期などには、土の表面が多少まだ湿っていても水やりをしてちょうど良いことがあります。

日中の間に、土がどんどん乾燥していくからです。

朝は程よい湿り気だと思っていても、気温が上がってきたら乾燥しすぎてカラカラになってしまうこともあります。

夏は植物がよく生長し、水分をぐんぐん吸い上げるので土が乾くのが早くなります。

暑い時期は土が乾燥するのが早いので、水分が足りなくてしおれてしまったり、水枯れすることがあります。

春から秋までは、生長するために水をたくさん必要とするので、根腐れしにくい時期だと思います。

真夏は、午前中に水やりをします。真昼に水をやると水分が上がりすぎて煮えるようになって根を傷めてしまいやすいからです。

できるだけ午前中や夕方に水やりしますが、あまりにしおれていたら、昼間でも日陰や室内に移動させて水をあげることもあります。

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12月〜2月頃

気温が下がってきても、同じように土が湿った状態のままずっと水やりしていると、冬の時期には水のやりすぎで根腐れしやすくなります。

水をあげたときに、カビっぽいにおいがしてきたら、根腐れし始めそうな傾向があるので、水やりの間隔をもっと空けたほうが良いです。

観葉植物の場合、1〜2週間ごとまで水やりの間隔を空けることもあります。

サンンスベリアの場合、冬は月に一度かあるいは2〜3ヶ月水やりを休止しても大丈夫だったりします。

植物の種類や状態に応じて水やりする必要がありますが、冬は根腐れしないようにするのが重要です。

午前中の温かくなってきてからの時間帯に水やりするのが適しています。夜間は冷えるので、夕方から早朝の水やりは避けます。

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水やりするときは全体にたっぷりと

鉢底から水が出るくらいまでたっぷりと水をあげます。

一ヶ所に集中させたりせず、土の表面全体に水をかけて、まんべんなく水が回るようにしましょう。

冬になってきて水やりの頻度が下がっても、水をあげるときにはたっぷりとあげましょう。

葉水の効果とは

土が湿っていても、空気が乾燥していることがあります。水やりをしない日でも、葉水を与えると葉の表面や裏からも水分を吸収して葉が生き生きします。

とくに葉が大きい植物に効果的です。

葉の汚れを落として光合成を助けたり、病害虫の予防にもなったりします。

【観葉植物】

冬は、エアコンで空気が乾燥しやすいですが、水やりの頻度が少ない時期なので、葉水で葉の乾燥を防ぐと良いですよ。

観葉植物を育てる場合、葉水を与えるための霧吹きは用意しておきましょう。

【草花、樹木】

ベランダで育てている植物にも、とくに暑い季節に葉水が効果的な場合があります。

草花に葉水をかけるとハダニ予防になったり、暑い日に温度を下げてしおれていた葉を回復させるのに効果があったりします。

霧吹きで葉水を与えることもできますし、ハス口のついたじょうろなどで、やさしく全体に水をかけることもできます。

受け皿に水をためない理由

受け皿に長時間水をためていると、土が湿った状態が長くなるので、根腐れしやすくなります。

「受け皿に溜まった水は、捨てておく」のが基本です。

とはいえ、土がとても乾燥した鉢に水をあげる場合、受け皿に水が溜まってからしばらくすると根が水を吸い上げて受け皿の水がなくなることがあります。

乾燥した土が最初のうちは水をはじきやすいときもあります。少しの時間、受け皿に水を溜めておいて、しっかり水を吸収させることもできます。

根腐れに気をつけつつも、しっかり水を吸収させたい時には受け皿に多少水が残っていても大丈夫なこともあると思います。

乾いたり湿ったりという変化をつける

根は、水やりして土が湿っているときに水分を吸収し、乾いているときに根を伸ばすと言われています。

それで、いつもひたひたに湿らせるのではなく、土の表面が乾くときもあったほうが生育が良くなります。

乾と湿の差をしっかり作るほうが良いとされています。

乾かすといっても、土の表面だけ乾くのと、土の中まで乾くのでは、また違ってきます。ちょうど良い加減は、実際に水やりをしながら習得していきましょう。

まとめ

水やりの仕方で植物性の元気の度合いにかなりの違いが出ます。

日当たりや気温、風通し、肥料などの条件によっても変わりますが、水やりが上手になると植物を枯らしてしまうことが減って、育てるのが楽しくなります。

必ずしも3年かけなくても良いかもしれませんが、同じ植物を3年以上お世話できると水やりを含むて園芸技術がかなり上がりますよ。

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