朝、ベランダに出て水やりをしているとき、ハイビスカスの葉っぱの裏に黄色い虫がいるのを見つけました。
カメムシを見た後だったので、また別の害虫だと思ったのですが、虫の種類が分からず気になっていました。
とりあえず写真に収めてから、ベランダの外に逃しました。
2日後、てんとう虫を見つけて、模様から種類を調べていたら、思いがけず黄色いてんとう虫がいることが分かり、ベランダで撮った写真で見比べてみました。特徴となったのは白地に黒い点の模様の胸部の部分でした。
他にも似たような大きさの虫の種類はたくさんいますが、ベランダで見たのはきっとキイロテントウだったと思います。
キイロテントウの特徴
てんとう虫は、昆虫の中でもカブトムシと同じ甲虫目に分類されています。
キイロテントウの翅は黄色一色で、胸部は白地に2つの黒い斑点があります。体長は5mmほどです。
うどんこ病菌などを食べてくれる益虫とされています。
ナミテントウの特徴
一般的に多く生息していて、ナミテントウの中でも何種類もの模様のバリエーションがあります。
家で見たのは、四紋型(黒地に赤4紋)でした。
模様の色のコントラストがきれいです。色の感じが熊本のゆるキャラである「くまモン」に似ている気がします。
ナミテントウは、幼虫も成虫もアブラムシを食べるので、益虫とされています。
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てんとう虫は上に登って行く習性がある
てんとう虫は、上のほうに登って行きたがる習性を持っています。
どこか別の場所に移動させてあげたい時には、進行方向に向かって上に登っていけるような棒などを置いてあげると、乗っかってきます。
指に乗せて移動させることもできますが、虫を触るのが苦手な人は、割り箸などに乗せて移動させてあげることもできますよ。
アブラムシなどを食べてくれるので、テントウムシは駆除せずにそのままにしておくと良いと思います。
ナナホシテントウ、ナミテントウはアブラムシを食べ、キイロテントウは、菌を食べるため、植物を育てることを考えると益虫です。
中には葉っぱも食べてしまう、通称テントウムシダマシという種類がいるので注意が必要です。
草食のテントウムシ(テントウムシダマシ)
草食のてんとう虫は、テントウムシダマシという別名でも呼ばれます。
テントウムシダマシは、体の表面に毛が生えていてザラザラしているのが特徴です。
その中でも、庭にやって来ることが多い「ニジュウヤホシテントウ」と「オオニジュウヤホシテントウ」は、草を食べる種類なので、要注意です。
ニジュウヤホシテントウは、その名のとおり28個の斑紋(はんもん)があるてんとう虫です。体はオレンジ色。全体が短い毛で覆われていて、ツヤがないのが特徴的です。
オオニジュウヤホシテントウも、ニジュウヤホシテントウと見た目は同じで、オレンジ色の体に28個の斑紋があります。
違いは大きさや生息する地域です。オオニジュウヤホシテントウの体長は8mmほどで、ニジュウヤホシテントウ(6〜7mm)よりも少し大きいです。また寒い地域で見られ、北海道や東北・北陸などに分布するという特徴があるようです。
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ツルッとかわいいてんとう虫は園芸の助っ人
有名なナナホシテントウだけでなく、ナミテントウとキイロテントウも園芸家にとって、アブラムシやうどんこ病の菌などを食べてくれる益虫です。
間違えて駆除してしまわないように、知っておくと良いですね。
益虫となるてんとう虫は、たいてい見た目がツルッとしていて、かわいらしいですよ。
植物のお世話をしていると、時々てんとう虫に出会うことがあるかもしれませんね。
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