ラベンダーは、とても良い香りがして、ハーブに詳しくない人でも知っていることが多い植物ですね。ハーブの女王とも言われています。
5月のゴールデンウィークの頃、ホームセンターにはつぼみがついたラベンダーの苗が並んでいました。
まだ小さなつぼみがついている状態でしたが、ほのかにラベンダーの香りがしていました。見た目がきれいなだけでなく、良い香りがするところが魅力的です。
以前からラベンダーを育ててみたいと思っていたので、ラベンダーの苗を購入し、育ててみることにしました。
ラベンダーの基本情報
ラベンダー(lavender)
学名: Lavandula
科名: シソ科
属名: ラベンダー属(Lavandula)
形態: 低木(半木本性植物)
原産地: 地中海沿岸
開花時期: 5月〜7月
苗の植えつけ
初めてラベンダーを育てるなら、苗を買ってきて植えるのがおすすめです。4月から5月にかけての期間にラベンダーの植え付けをすると、5月下旬頃から花が楽しめると思います。
ラベンダーは大きくなっていくので、苗ポットに入れたままにせず、植木鉢か地植えにして植え替えます。
半木本性植物なので、上手に育つと木のように大きくなっていきます。
30センチほどの鉢に植え付けます。
【植え付け例】
30センチより少し小さめですが、6号サイズのスリットポットに植え付けて順調に育っています。鉢が狭くなったらひとまわり大きな鉢に植え替えます。
ラベンダーの育て方
日当たりを好むので、屋外の日当たりの良いところで育てます。
過湿(高温多湿)を嫌うので、梅雨時期などのときには、鉢植えであれば軒下などに移動させます。
花が咲いたら摘むことで、脇芽がまた伸びてきて全体がこんもりとなり、次の花が咲きやすくなります。脇芽が出る葉っぱの節の少し上で切ります。
摘んだ花は、ラベンダーの香りがするので、そのまま香りを楽しんだり、乾燥させてポプリにしたり、入浴剤や手作り化粧品などに使えます。
ハダニに注意
ラベンダーは、5月以降気温が高くなってくるとハダニが付きやすくなります。
毎日水やりの時にチェックして指でつぶしたり、ハダニは乾燥したところを好むので霧吹きで水をかけたりなどして対策できます。早めに見つけて対処すると、増えすぎないで済みます。
ハダニがたくさん増えてしまうと、ほかの植物にも影響が出るので、増えすぎてしまったときには薬剤などを使った方が良いかもしれません。
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さし木で増やせる
ラベンダーはさし木で増やせます。5月頃がさし木の適期です。
種まきや株分けよりも、さし木の方が成功しやすいと言われています。
種から育てると開花するまでに挿し木よりも時間がかかり、難易度が高いです。また、株分けもできますが、切り分けるときに傷みやすいので、増やすとしたらさし木が一番おすすめです。
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ラベンダーの種類
ラベンダーの中でも種類がたくさんあります。大まかに分けましたが、ほかにも品種がたくさんあります。
ラベンダーは、基本的に高温多湿が苦手なので暑い日本の夏は育てにくいのですが、耐暑性のある品種もあるので、日本のベランダでも育てられます。
・イングリッシュラベンダー(コモン・ラベンダー)
北海道でも栽培されていて、香りが強い種類は、イングリッシュラベンダーです。コモン・ラベンダーなどととも呼ばれています。寒さに強くて暑さに弱い性質があります。
イングリッシュラベンダーの中でも、品種改良などにより、暑さに強い品種もあるようです。
現在、イングリッシュラベンダーのストロングタイムという種類を育てていて、香りが良く、関東以西ですが、元気に育っています。
・ラバンディン系ラベンダー
耐寒性も耐暑性もあって育てやすい種類です。有名な品種にグロッソがあります。
イングリッシュラベンダーがどうも長持ちしないという場合には、グロッソなどのラバンディン系のラベンダーを試してみるのがおすすめです。
・フレンチラベンダー
耐暑性があります。かわいらしい花をつけるので、どちらかというと観賞用に向いています。
・レースラベンダー
細かい切れ込みの入った葉が特徴です。四季咲き性をもちますが、耐寒性も耐暑性も弱くて、上級者向きの品種だと言われています。
ラベンダーの使い方
ドライフラワーなどにして、部屋に置いておくと良い香りがします。
花が咲いたら、枯れるまで放置せず、収穫していくと、株の生長にも良いですし、ラベンダーの香りを室内で楽しむことができますね。
入浴剤や、ポプリとしても使えます。
その他、手作り化粧品などに使うこともできます。
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まとめ
ラベンダーは難しそうだと思っていましたが、思ったよりも育てやすい感じがしています。
種から育てると2年目から花が咲くとも言われるので、最初は苗を購入して育てると、そのシーズンから花や香りを楽しめると思います。
ラベンダーの苗は、5月にたくさん並んでいて、花の蕾もついていてすぐに楽しめるので、この時期から始めるのはおすすめです。
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