オリヅルランの特徴の一つは、ランナーを出して花を咲かせ、その後に子株をつけることです。
ふわっと伸びたランナーの先に子株がついてゆらゆらしている姿がかわいらしいですね。
オリヅルランを育てて2年目の今年は、4本のランナーが伸びてたくさんの花と子株をつけてくれました。
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花が咲き終わった後、子株が少しずつ大きくなっていきます。子株を植え付けることで、オリヅルランを増やしていくことができます。
オリヅルランの基本情報
学名: Chlorophytum comosum
和名: オリヅルラン(折鶴蘭)
科名: キジカクシ科
属名: オリヅルラン属
原産: 南アフリカ
形態: 多年草
オリヅルランの子株が大きくなる様子
【2022年10月3日】
10月頃からオリヅルランが開花しました。白くてきれいな花です。
【2022年11月26日】
子株の始めはごく小さな葉がついている程度ですが、少しずつ大きくなって、オリヅルランがそのまま小さくなった形でランナーに付いています。
日にちが経つうちに、子株の下に根になる部分が出てきます。
ランナーにくっついて、空中にあるときには根はそれほど伸びませんが、水につけたり、土に植え付けるとぐんぐんと根を伸ばします。
子株をランナーから切り離すタイミング
【2022年11月26日】
ランナーから切り離さずに、そのまま水を入れた瓶に子株の底が浸かるようにしておくと、数日の間に根がぐんぐん伸びてきて、水栽培に対応していきます。
上の写真は、左右ともにランナーに付いたまま1週間ほど水につけた頃の様子です。水につけると、根の伸びるスピードが上がります。
また、ランナーから切り離してから子株の底を水に浸けても、同じように根が順調に伸びました。
それで、子株がある程度の大きさになって、根になる部分ができてきたら、ランナーから切り離しても切り離さなくても水に浸けると、水栽培できるようになります。
子株の葉が8〜10枚くらいを目安に、と言われることが多いです。実際の子株を見てみると、一つのまとまりがいくつかの子株の集まりになっていることもあり、葉の枚数を合算して数えて良いか迷うことがあります。
【2022年12月6日】
ランナーから切り離すタイミングは、「子株のまとまりの高さが5cmを超えてきて、根になる部分が出てきた頃」ということも目安にできると思います。
根が伸びるのが早い
子株を水に浸けると、根の出てくるスピードが速いです。ほかの植物の挿し木と比べても、これまで試した種類の中でオリヅルランが発根のタイミングも勢いも一番速かったです。
発根を促進するメネデールを使わなくても、しっかりと根が出ました。もちろん、メネデールは使っても問題ないです。
挿し木に強いとされているフィカス系(ゴムノキ)や、ミントよりもオリヅルランの根が出るのが早かったです。
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土に植えて増やせる
【2022年12月9日】
水栽培で発根したオリヅルランの子株の根の部分が埋まるように土に植えれば、鉢植えとして増やせます。
子株をいくつかまとめて一つの鉢に植え付けるとボリュームが出てバランスが良くなると思います。
オリヅルランは発根する力が強いので、ランナーから切り離してからすぐ土に植え付けてもしっかり根付いてくれます。
【2023年1月24日】
前の写真から1ヶ月半ほど経って、オリヅルランが大きくなってきています。太めの葉も出てきています。
窓際に置いていますが、冬でも元気にしています。窓から冷気が伝わってくるので、窓ガラスから少し離して置くと寒さ対策になります。
【2023年4月24日】
3月末にひと回り大きな鉢に植え替え、その後も順調に大きくなっています。
まとめ
昨年は、購入して自転車のかごに入れて運んでいる間にオリヅルランのランナーを傷めてしまって、結局花や子株をつけることができませんでしたが、今年はたくさんの花と子株をつけてくれて、とても嬉しいです。
花もきれいですが、そのあとの子株をじゃらんじゃらんとつけてくれるところも見ていて楽しいです。
子株ができたら、水の入っているグラスや瓶にいれるだけで簡単に発根してくれるので、オリヅルランは増やしやすいと思います。
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