レモンユーカリの育て方

レモンユーカリ ハーブ・果樹
レモンユーカリ
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レモンユーカリはユーカリの仲間で、オーストリア原産のフトモモ科の植物です。

レモンユーカリは、木ですが、葉っぱからレモンのような香りがするので、園芸店のハーブ類の近くに苗が並んでいることもあります。

このレモンのような香りは、虫除けになるということで、アロマを使った虫除けスプレーなどにレモンユーカリの香りがよく使われています。

ベランダなどで栽培しやすく、風が吹いたり、レモンユーカリの近くを通る時に葉が触れると、ほのかにレモンの香りがして、爽やかな感じがしますよ。

表面に毛が生えている若い葉のほうが香りが強く、しっかり触ると、強めに香ります。

今回は、レモンユーカリの育て方について書きたいと思います。

レモンユーカリの基本情報

和名: レモンユーカリ

学名: Eucalyptus citriodora

別名: ユーカリシトリオドラ

科名: フトモモ科

属名: ユーカリ属

原産地: オーストラリア

種類:  常緑高木

レモンユーカリを苗から育てる

大抵は、レモンユーカリは苗から育てることになると思います。

レモンユーカリの苗
レモンユーカリの苗

レモンユーカリはよく生長する植物なので、購入した苗は、早めに植え替えすると良いです。

買ったばかりの苗ですが、根が底の方に張っていました。

レモンユーカリ
レモンユーカリ

5号鉢に植え替えました。

レモンユーカリ
レモンユーカリ

タイミングが良いと、園芸店で苗を購入できます。近所のお店になければ、ネット販売で探すこともできます。

幼葉と成葉の違い

レモンユーカリの幼木は、葉っぱにふさふさと毛が生えていて、触れるとレモンの香りも強いです。茎にも毛が生えています。

レモンユーカリの葉
レモンユーカリの葉(幼い葉)

成長していくと、ツルツルの葉に変わっていき、ほとんど香りがなくなります。

レモンユーカリの葉
レモンユーカリの葉(成長した葉)

ある程度の期間が過ぎると、このようなツルツルの成葉になっていくのですが、幼葉の期間が長いレモンユーカリもあるようで、個体差があると思います。

木が大きくなってからでも、切り戻しすると、新しく生えてきた葉はふさふさの幼葉になるようです。

においを楽しみたい場合には、最初は苗から育てるのがおすすめです。

基本の育て方

日当たりを好み乾燥気味の土壌が向いています。

水やりは、土が乾いてから鉢底から水が滲み出るまでたっぷりと与えます。水をたっぷり与えるとグングン生長します。あまり大きくしたくない時には水やりを控えめにします。

大きく生長しやすいので、植木鉢で小さく育てたい場合には肥料はほとんどなくても育ちます。

夏越し

夏の暑さにも比較的強く、日の当たるベランダで育てられます。気温が高い時期が生育期です。

冬越し

冬の寒さは、0℃くらいまで耐えられると言われています。寒さの厳しい地域では、冬に室内の日当たりの良い場所に移動させると良いこともあります。

屋外で、寒さにより葉が落ちることがありますが、春になり気温が上がると、再び芽を出し葉をつけるようです。

1年目の苗の冬越し

気温が下がってきた頃に、葉の色が変わって紅葉した葉がいくつか出てきたので、室内の日当たりの良い場所に移動させました。

レモンユーカリ
レモンユーカリ(1月26日)

日中には暖房が効いている室内では、冬の間にも新しい葉が出てきた枝もあります。

レモンユーカリは気温が高い気候を好む性質なので、室内でも朝晩の室温は低くなるので、葉の色が変わって落葉する葉もあります。

水やりは、土が乾いたら鉢底から水が滲み出るくらいまであげます。夏の時期よりも水をやる頻度が落ちますが、適度に水やりをします。肥料は与えません。

春に近づいて日中の気温が上がってきたら、朝晩の寒い時間帯だけ室内に取り入れておくなどして、徐々に外に慣らして日光に当てるようにしていくこともできます。

2年目以降の冬越し

1年目は室内で冬越ししましたが、耐寒温度が0℃くらいだと言われているので、2年目以降は外で冬越しできるかもしれません。

気温が下がり紅葉してきたら、緑色の葉のまま冬越ししたい場合には室内に移動させます。

葉が落ちても、春になると新芽が出てくるので、そのまま外で冬越しにも挑戦することもできます。

鉢植えであれば、移動させることができるので、冷え込みの強い時だけ室内に入れるなど、状況に応じて決めると良いと思います。

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植え替え

レモンユーカリは、地植えにすると、植え替えない方が良いと言われています(移植は不可)。

鉢植えで、大きな鉢に植え替える場合、根鉢を崩さないようにします。

小さな植木鉢のままでいると、根詰まりして枯れてしまうので、木が大きくなるのに合わせて、1、2まわり大きな植木鉢に植え替えましょう。また、地上部を剪定すると、根の負担を減らすことができます。

根鉢を崩さなければ、植え替え後も元気に育ちます。

あまり大きくしたくない場合には、肥料なしで育て、伸びすぎた枝を剪定します。

枝葉の伸びる時期だと、剪定後に脇芽が出てきます。短く切り戻すと、ふわふわのうぶ毛のある香りの強い枝葉が脇芽として出てきます。

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レモンユーカリの葉の活用法

アロマオイルとして、レモンユーカリが使われることがあります。

ハーブ由来の虫除けスプレーの材料によく使われています。

天然のレモンユーカリの葉を使う場合、生葉を使ったり、葉を乾燥させて使うこともできます。

そのまま葉を食べられませんが、紅茶とブレンドして淹れると、レモンティーのような風味を楽しむことができるようです。

まとめ

レモンユーカリは、レモンのようなすっきりとした香りがしますし、蚊よけ効果があるので、役に立つところも魅力の一つです。

ベランダで育ててみると、すくすく伸び、害虫がつきにくくて、比較的丈夫なので育てやすいと思いました。

日差しが強くても葉焼けしなかったので、夏は日当たりの良い場所に置いて大丈夫です。日光をしっかり浴びたほうが元気に育ちます。

太陽の光に照らされるグリーンのきれいな色を楽しむこともできます。

冬に寒さで葉っぱが落ちても、春には新芽が出てくるようです。日当たりの良い室内に移動させて、冬越しすることもできます。

まずは、最初の冬越しを成功させるのを目標に育ててみると良いかもしれませんね。

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