スペアミントなどのミント類は、繁殖力が雑草のように強いと言われることがあります。
ミントを栽培し始めて最初の冬ですが、今のところベランダに置いたまま冬の寒さにも耐えてくれています。昨シーズンは、ミントティーにしたり、デザートの飾り付けに添えたり、色々な場面で使うことができました。
寒くなってから、古い葉は黄色くなったりして落ちましたが、新しい葉も出てきています。
今回は、冬のスペアミントの様子を書きたいと思います。
ミントの基本情報
ミント
学名: Mentha
和名: ハッカ
英名: Mint
科名: シソ科
属名: ハッカ属
スペアミントの春から秋まで
【2022年3月14日】
昨年の春から栽培しているスペアミントで、挿し芽から枝分かれして増えていきました。
伸びてきたところで芽を摘んで、葉をハーブティーやお風呂に入れて入浴剤として使っていったので、コンパクトに育っています。
【20222年10月2日】
葉を使いながら摘芯になるので、大きくなりすぎず、枝分かれしてボリュームも出てきました。
鉢植えでスペアミントを育てるなら、伸びた茎から摘芯してハーブとして使っていくのが育てやすいです。
※ 関連記事
冬のスペアミント
【2023年1月23日】
冬になると、生長が遅くなります。
また、古い葉が黄色くなって枯れて落ちていきます。
冬になる前に、短めに全体を刈り込んでおくと、風通しも良くなり、新芽も出てきやすくなります。
1月現在ですが、新しいスペアミントの芽が出てきています。
暖かい時期にくらべて、冬のスペアミントは葉の色が濃く、ミントの成分が濃縮されているような感じです。
春から秋にかけての時期よりも収穫量は少ないですが、ミントの香りがしっかりしていて風味が良さそうです。
【2023年2月12日】剪定前
黄色い葉が多いので、古い葉やひょろひょろの茎の部分を剪定してすっきりさせました。
剪定後
古い葉を取り除くと、新しい葉や芽が出やすくなります。
【2023年3月17日】
地面から新しい芽が出てきました。
昨年からある古い茎からは新しい芽がほとんど出ていないので、冬の間に、古くて黄色い葉や細い茎は刈り込んでしまっても大丈夫だと思います。
ミントは挿し木(挿し芽)から増やせる
【2022年2月9日】
我が家のスペアミントは、昨年スーパーでハーブとして売っていたスペアミントの芽から差し芽して育てています。
新鮮なスペアミントであれば、上の方の葉だけ残し、茎の切り口を斜めにカットしてから水につけておくと、何日かすると根が出てきます。
そこから土に植えつけることでミント栽培を楽しむことができます。
ミントは生育旺盛で、地植えにすると増え過ぎて困る場合もあるので、お庭がある方も鉢植えにして育てたほうが管理しやすいと思います。
※ 関連記事
ミントの種類
ミントの種類では、ペパーミント、スペアミントが有名ですが、他にもアップルミント、ウォーターミントなどたくさんの種類があります。
ペパーミントの香りの主な成分は、l(エル)-メントールで、和種のミント(ハッカ)にも多い成分で、スーッとする強い清涼感とピリッとした刺激のある香りです。
スペアミントの香りの主な成分は、l(エル)-カルボンで、穏やかな清涼感と甘さがあり、料理に使われることが多いミントです。
園芸店で、ミントの苗が並んでいる時期に、気になる種類のミントを選ぶと良いかもしれませんね。
ミントは育てやすい
スペアミントを育ててみて、冬の寒さにも耐えて少しずつ新しい芽を出してくれているので、育てやすいハーブだと思いました。
1年で終わらずに、夏や冬を越して育てることもできますし、比較的入手しやすいハーブなので、栽培を始めやすいところもいいですね。
たくさん茂らせて一度にたくさん収穫することもできますが、こまめに伸びた枝を摘んでハーブを楽しむと、風通しが良くなって害虫や病気を防いだり、大きくなり過ぎずに健康な状態で育てやすくなると思います。
まとめ
スペアミントは、暖かい時期の方がよく伸びますが、冬の寒さにも意外と強いことがわかりました。
地域によって寒さが違うので、場合によっては軒下などの寒過ぎない場所に移動させると良いかもしれません。
ミントは、ハーブティーにしたり料理やデザートに使ったりお風呂に入れたりと、とても使いやすいハーブなので、ベランダにあるとすぐに収穫できて楽しいです。
※ ハーブの関連記事
コメント