パイナップルのクラウンざしの方法

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パイナップル
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スーパーで売っているパイナップルの葉っぱの部分(クラウン)を植えて育てると、生長してやがて2、3年後にパイナップルの果実をつけると言われています。

ふつうに食べたあと、捨てる部分のパイナップルの葉っぱを使えるので、入手しやすいことも利点ですね。

(関連:パイナップルの切り方

パイナップルのクラウンは、水耕栽培したり、土に植えると根が出てきます。

水耕栽培と土に直接植える方法の両方を試してみました。水栽培でも1〜2週間後には土に植えることになるので、おすすめは最初から土に植える方法です。

実がなるまでに、3年かかるそうですが、それまでの間は観葉植物としても楽しめます。

南国のフルーツなので、暑さに強くて寒さに弱い性質です。気温がある程度高い時期のほうが始めやすいですよ。

今回は、パイナップルのクラウンざしの始め方について書きたいと思います。

パイナップルの葉っぱ(クラウン)を外す

パイナップル
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まるごとクラウン(葉っぱ)のついているパイナップルを買ってきます。実が美味しそうで、クラウン部分も状態の良いものを選びます。

クラウンの生え際を持って、ねじるようにすると、葉っぱがパイナップルの実から外れます。

パイナップル
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パイナップルの実を残して、クラウンだけきれいにとれます。

ねじって外すとこんな感じになります。

パイナップル
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よく熟していると、取れやすいのですが、けっこう力がいることもあります。クラウンのトゲトゲで怪我をしないよう、軍手をはめてから作業すると良いかもしれません。

包丁で切り落とすよりも、パイナップルの実の部分を付けずにクラウンを外せるので、ねじり取るほうがそのあと扱いやすいです。

下の葉を剥がす

クラウンには、びっしりと葉がついています。下の方の葉をむしり取って、根が出てきやすいようにします。

パイナップル
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葉をめくると、半分乾燥した根が出てくることもあります。

水分を吸うと、この部分から根が生えてきます。

根がまだなくても、葉をめくった軸のところからやがて根が生えます。このくらい剥がしました。

パイナップル
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切り口を乾燥させる

クラウンを2、3日風通しの良いところに置き、切り口を乾燥させます。

2、3日水をやらなくても枯れません。

パイナップル
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水はけの良い土に植える

赤玉土に、少量の観葉植物の培養土を混ぜた土を植木鉢に入れ、水で湿らせます。

植木鉢の中央あたりにくぼみを作り、パイナップルのクラウンを挿し、土を寄せて固定します。

パイナップル
パイナップル

しばらく、クラウンを動かさないようにして、用土を乾燥させないように水をやり管理します。

パイナップルの実からクラウンを外してから乾燥させている間に、葉の先が茶色になってしまいました。その後、茶色くなったところはハサミでカットしました。

土に植えた直後(8月26日)

パイナップル
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クラウンの中央には水をかけないで

水栽培でも土に植えても、クラウン中心に上から水をかけないようにしましょう。腐ってしまう原因になります。

中心から新芽が出てくるので、この生長点が傷んでしまうと新しい芽が出てこなくてなってしまいます

【新芽に水をかけて失敗したケース】

水耕栽培の水換えのとき、葉にも水をかけたら水々しく元気になったので、1、2回クラウン全体にまんべんなく水道の水をかけて育てたら、クラウンの中央部の新芽が腐ってしまいました。

水道の蛇口から直接水をたっぷりかけても最初は良かったのですが、だんだん怪しくなってきました。

外側の葉っぱは元気ですが、中央の新芽を触るとハリやコシがなく、嫌な感じにグラグラします。また、上から見ると、新芽の葉の付け根のあたりが黄色っぽくなってきました。おそらく新芽に直接水をかけたせいで、新芽が腐りました。

根も生えてきて、一見元気そうでも、生長点に深刻なダメージがついたので、今回はここまでにしてあきらめました。

霧吹きやまわりの葉に多少水がかかっても大丈夫ですが、クラウンの中央部に上から水をかけると、大切な新芽の部分が腐る原因になります。

根が生えたか確認する方法

根が生えていないときには、抵抗なく簡単にクラウンを持ち上げられます。とはいえ、あまり頻繁にすると生えかけてきた根が傷んでしまいます。

できるだけクラウンを動かさずに、乾燥しないように水やりをして、新しい葉が生長していくかで生育を判断できます。

根が出始めるまでに1週間、しっかり根が伸びてくるまでには1ヶ月ほどが目安です。

植えた後の様子(成功例)

9月12日(植えてから17日後)

パイナップル
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根が伸びないとクラウンはグラグラしやすいので、そっとクラウンがずれたついでに根元を見てみると、2週間経った頃には、白い根が5-6ミリ伸びてきていました。

根が傷つくので、その後はとくにクラウンを動かさないようにして水やりしています。枯れていないので、少しずつ根が伸びて水分を取れるようになっているはずです。

まとめ

パイナップルのクラウンざしは、水耕栽培でも始められますが、土に直接植えたほうがしっかり育つと思います。

酸性土壌を好むので、赤玉土や鹿沼土を加えると良いです。

葉っぱ(クラウン)をねじり取り、2、3日乾燥させてから植え、表面の土が乾いてきたら水をやるようにすると、2週間ほどで根が生え始め、1ヶ月もすると根が伸びていきます。

葉の先が乾燥して茶色くなった部分は、ハサミで切っても大丈夫です。

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