11月になると、気温が下がってくるので、観葉植物への水やりの頻度を落としたり、肥料を控えたりするなど、季節に合わせて変えていきましょう。
また、日が当たる向きが変わってくることもあるので、置き場所を少し移動させると良いこともあります。
日中はまだ暖かければベランダに出し、夕方には室内に取り込むなどして、寒さ対策もそろそろ始めるとよい時期です。
観葉植物種類によって、耐寒温度がそれぞれ違うので、特性に合わせたお世話をしましょう。屋外の最低気温が15℃を切る頃には室内に入れると良い場合が多いです。
室内でも、最低気温が5℃くらいが観葉植物の耐寒温度の目安になります。
水やりの頻度を落とす
9月までは毎日か1日おきのように水やりをしていた観葉植物でも、11月になると水やりの頻度を落とします。
土が乾くのが遅くなってくるので、土の状態を見ながら、土の表面が乾いてから水やりをするようにします。
11月に入っても、例年よりも暖かい日が続いたり、室内で気温が20℃以上あったりすると、まだ新芽が出たりして生長することもあります。
まだ勢いがある場合には、乾燥させすぎないで、しっかり水をあげると元気に育ちます。
11月は、水が足りないのか、やりすぎなのかを判断するのが難しい時期だと思います。
肥料をやめる
気温が下がって休眠期に入っているときには、肥料によって根が傷む肥料やけを起こしやすくなります。
肥料は11月までにするのを目安にできます。
室内で育てていたりして新芽がまだ出てくるようであれば、規定量よりも少ない量で肥料を与えることもできます。
室内の日当たりの良い場所に移動させる
観葉植物は室内で育てるイメージがありますが、春から秋にかけてはベランダなどで日光に当てると元気よく生長します。
11月になる頃には気温が下がってくるので、観葉植物を室内に入れた方が傷むのを防げます。
観葉植物は熱帯雨林のような暖かいところを好む種類が多いので、12月~2月までは室内で管理すると良いと思います。
冬の始まりと終わり頃の11月や3月は、天気の良い日中はベランダで日光浴させることもできると思います。
剪定や植え替えには不向きな時期
観葉植物の剪定や植え替えは、暖かい時期が向いています。
大胆な剪定や植え替えは、11月以降は控えて、翌年の春以降にした方が良い思います。
とはいえ、少し枝を切ったり、あまり根を崩さずにひと回り大きな鉢に植え替える程度であれば、大丈夫なことが多いです。
植え替え後は、メネデールをうすめて水やりすると、発根しやすく元気が保たれやすいと思います。
メネデールに含まれている成分は鉄イオンで、使っていて発根したり新しい葉が出やすくなるのを感じるので、植え替えするときには使っています。
(関連:メネデール(植物活力素)を使うタイミング)
春に植え替えた鉢が、夏と9月頃に生長して、鉢が小さく感じられるようになって11月頃に植え替えたくなることもけっこうあります。
3月まで待てないと思ったら、真冬になってしまう前に早めのまだ日中暖かい頃に植え替えてしまうのが良いと思います。
植え替え後は急に冷やさないよう、日光に当てたり夜は室内に取り込むなどして負担をかけないようにしましょう。
まとめ
観葉植物は秋から冬の時期は新芽も出にくく、寒さで弱りやすくなるので、一年の中でもお世話が難しくなる時期です。
この時期は、植物はほとんど大きくならないですが、水やりの回数が減りますし、お手入れは少し楽になるかもしれませんね。
日当たりを良くし、エアコンの風が直接当たらないようにして、時々霧吹きしたりして、元気なままこの時期も管理していきたいですね。
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