ハイビスカスの育て方

ハイビスカス 草花
ハイビスカス
記事内に広告が含まれています。

ハイビスカスの花は、沖縄やハワイなど南国のリゾート地によく咲いていますね。

色鮮やかで大きな花が特徴で、とても華やかです。

園芸店へ7月に行ったとき、ハイビスカスの苗が並んでいました。5月頃から園芸店で入手しやすくなっています。

一般に、ハイビスカスの開花時期が5月〜10月なので、春の終わりから秋が始まるくらいまで長く花を楽しめます。また、常緑低木なので、冬越しできれば、翌年以降も花を咲かせますよ。

(関連:ハイビスカスの冬越しの方法

今回は、ハイビスカスの育て方について書きたいと思います。

ハイビスカスの基本情報

和名: ハイビスカス、ブッソウゲ(仏桑花)

学名: Hibiscus rosa-sinensis

科名: アオイ科

属名: フヨウ属

原産: 太平洋諸島、インド洋諸島

開花期: 5月〜11月

苗の選び方

ハイビスカスの苗の選び方】
・好きな花の色と品種を選ぶ
・定番のオールドタイプが育てやすい
・蕾(つぼみ)がたくさんついている
・葉につやがある
・枝が良く伸びているものは矮化剤の影響が小さい

オールドタイプが育てやすい

苗選びは、まず好きな花の色と品種を選ぶと良いですね。赤や黄色やピンク、花びらがフリル状になっている品種など、いろいろあって、選ぶのが楽しいです。

今回は、サマーブリーズ(スターリーウィンド)という品種の赤を選びました。480円でした。

定番なオールドタイプの品種で、いかにもハイビスカスらしい形の花が咲きます。オールドタイプは寒さ、暑さに強くて、他のタイプ(コーラル系、ハワイアン系)よりも育てやすいと言われています。

ホームセンターや園芸店で一番たくさん置いてあるのは、オールドタイプです。ちょっと変わった花の形をしていたり、花が小ぶりだったり、フラミンゴという品種などはコーラル系です。ハワイアンタイプは、花が大きいことが多いです。

状態の良いものを選びます

購入するとき、葉の色が濃くてつやがあり元気の良さそうなもの、蕾(つぼみ)がたくさんついているもの、枝ぶりの良さそうなものがおすすめです。

花は、夏時期は1日しか持たないので、購入する時に咲いていなくても、蕾があれば、続々と咲いていくのを楽しめます。

また、アブラムシ、ハダニなどの虫がついていない苗を選びます。

アブラムシはつぼみや新しい葉につきやすいです。また、葉に1mmほどの白く色が抜けた斑点があればハダニがいる可能性があります。

ハダニやアブラムシの関連記事

ハイビスカスの苗木には矮化剤が使われている

ハイビスカスの苗は、矮化剤が効いているものがほとんどです。矮化剤を使っているので、節々の間隔が狭く、葉が密に茂って引き締まった姿になり、生育がゆっくりになります。

節々の間隔が大きく、縦長になっている苗は矮化剤の影響が少ないので、良く伸びている苗を選ぶ人もいます。いずれにしても、1年ほど経つ頃には矮化剤が切れているので、どちらも生育が早くなります。

さし木するときには、矮化材が切れている枝のほうが成功しやすくなるようです。

さし木の関連記事

水やり

苗木を購入したら、水やりをし、適量の肥料を定期的にして、お世話をします。

ハイビスカスの水やりのポイント】
土の表面が乾いたら、根元からたっぷり水を与えます。
ハダニ予防に葉水も効果的です。
冬期は乾きにくいので、水のやりすぎには注意しましょう。

水のやりすぎも良くないのですが、夏は生育が旺盛な時期なので、朝と夕方の2回水やりします。

暑い時期にはハダニが発生しやすいので、葉水をあげるとハダニ予防になります。時々、霧吹きしたり、ジョウロで葉にも水をかけたりして葉水を与えます。

関連記事

ハイビスカスがハマキムシの幼虫やハダニなどの害虫被害に遭っているサイン
ハイビスカスを育てるときに、ハダニは要注意です。あっという間に増えて、ダメージを与えます。 例えば、葉に小さな斑点模様がついたり、葉が全体的に黄色くなったりして、葉やつぼみが落ちてしまいます。 ハダニは、肉眼で確認できますが、0.2〜0.8mm程度と小さいので、注意していないと気が付かないことがあり...

7月に買ってきたときには蕾でしたが、朝晩水やりをしたら、二日後の朝、見事に花が咲きました!

(関連:7月のハイビスカスのお手入れと開花数

肥料の与え方

ハイビスカスの生育期には肥料をたくさん必要とします。

花用の小粒タイプの固形肥料と液体肥料の両方使います。

肥料は、4月〜10月頃に与えます。冬の時期には肥料を与えません。

液体肥料:規定の濃度で、1〜2週間に一度水やりの代わりに与えます。
固形肥料:1〜2ヶ月に一度のペースで与えます。

肥料の関連記事

ハイビスカスの肥料の与え方
ハイビスカスの生育の旺盛な時期(4月〜10月)には、肥料を与えると花をよく咲かせます。また、花や葉の色やツヤも良くなります。 ハイビスカスは肥料を好むので、液体肥料(液肥)と固形肥料の両方とも使います。 固形肥料は、花や野菜用の細かい粒状の肥料を使います。 ホームセンターの園芸コーナーでも、購入でき...

冬越し

ハイビスカスは冬の寒さが苦手なので、室内に入れて冬越しできます。

冬になる前に剪定すると、寒さに耐えやすくなり、またコンパクトになって室内に置きやすくなります。

関連記事

ハイビスカスの冬越しの方法
南国が原産地なので、ハイビスカスは寒さが苦手です。 耐寒温度がおよそ12℃なので、冬には室内で育てたほうが冬越しさせやすいです。 室内で管理して枝を1/2〜1/3ほどに剪定して冬越しさせる方法が一般的です。日当たりを好むので、剪定をせずに温かい室内で日当たりの良い場所に置くと、冬でもハイビスカスが咲...
真夏のハイビスカスの切り戻し剪定をしてみました
8月の35℃を超える暑い日が続いた頃、ハイビスカスの葉が次々と黄色くなってしまいました。 黄色くなった葉は、再び緑色になることはないので、見栄えも良くないですし、取り除いてしまいましょう。 前日にも何枚か黄色い葉を取ったはずなのに、翌日も何枚か葉が黄色くなっていたりすると、心配になってきますが、ハイ...

まとめ

ハイビスカスの苗は、つぼみがたくさんついていて、葉のつや、枝ぶりの良いものを選びます。

また、アブラムシやハダニがいないか確認してから購入しましょう。

ハイビスカスのほとんどの苗は、矮化材が使われています。矮化材が効いていると、引き締まった見た目になります。矮化材の効果が薄い苗は、枝がよく伸びて葉と葉の間隔が広くなっています。どちらでも、好みの見た目で選ぶと良いと思います。

1年ほど経つと、矮化材の影響がなくなり、枝が伸びるスピードが早くなります。

水やりや肥料を与える日頃のお世話に加えて、ハイビスカスは生育旺盛なので、根詰まりしないように植え替えしたり、冬は室内に入れて冬越しさせると、翌年以降も花を咲かせます。

上手に育てて、翌年もきれいな花を咲かせたいですね。

※ ハイビスカスの関連記事

ハイビスカスの葉が黄色くなる原因

コメント

タイトルとURLをコピーしました