夏はハダニに要注意

ハダニ 園芸全般
ハダニ
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今年の春はあまりハダニが出ていなかったのですが、夏になってハダニがつきやすくなったと感じています。

暑くて乾燥していると、ハダニが出やすいです。

また、植物が弱ってきていたり、肥料が多すぎるなどするとハダニがつきやすい傾向にあります。

ハダニの特徴

類名:クモ系類

目名:ダニ目

科名:ハダニ科

学名:Tetranychus urticae(ナミハダニ)など

形状:肉眼で見ることができ、雄は全長0.3 mm、雌は全長0.5mmくらいの大きさです。

ハダニがつきやすい条件

葉が密集していたり、乾燥していたり、近くにハダニの被害に遭っている植物があったり、肥料を与えたあとにハダニがつきやすいです。

夏になって、茂ってきた葉や枝を剪定などせずに放っておいたり、枯れた葉をそのままにしていたり、水やりが十分でなかったりすると、いつの間にかハダニがついたりします。

また、しっかり肥料をあげすぎても、ハダニがつきやすくなることがあります。

放っておきすぎても、肥料などしてお世話をし過ぎてもハダニがついたりします。適度にお世話していても、ハダニがつくことがあります。

全くハダニがつかないようにするのは難しいので、早めに気がついて水をかけたり指で潰したり、ハダニの部分を剪定したりして取り除いて対策するのが、被害を最小限にとどめることができます。

気温が上がると増殖スピードが上がる

ハダニ
ハダニ

ハダニの成長サイクルに必要な時間は、温度、湿度、摂食する植物やその葉の月齢に左右されるようです。

20℃では、卵から卵までの1サイクルが17日間必要ですが、30℃では7日間ですむとも言われています。

条件により、成長にかかる日数はいくらか前後すると思いますが、気温が上がると増殖スピードが上がります。

夏は一気にハダニが増えやすい条件がそろっているので、より一層注意が必要です。

ハダニ対策

ハダニ対策
・葉が茂りすぎないようにする
・肥料のやり過ぎに注意
・乾燥しすぎないよう、水やりをしっかりする
・葉水をかける
・ハダニを見つけたら指でつぶす

ハダニは、葉の裏側などに隠れるようにしていることが多いです。葉の裏側も見るようにしてください。

葉に白くて細かい点があったらハダニがいる可能性があります。

ハダニは水が苦手なので、葉水かけることでハダニを流したりして減らすことができます。

ハダニがつきやすかった植物

ほとんどの植物はハダニがつくことがあると思います。殺虫剤の薬剤なしで大丈夫な程度でしたが、以下の植物にはハダニがついたことがあります。

ハダニがついたことのある植物
・ミニバラ
・ラベンダー
・ローズマリー
・シソ
・ガーベラ
・マリーゴールド
・ハイビスカス
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ハダニがつきにくいと思う植物

栽培していて、ハダニが絶対につかないとは言い切れないけれど、うちではハダニがついて困ったことがない植物は以下の通りです。

ハダニがつきにくかった植物
・オリーブ
・アロエ
・レモンユーカリ
・ブルーベリー
・ガーデンシクラメン
・柑橘系
・コーヒーノキ
・レモングラス

(室内の観葉植物)
・サンスベリア
・オリヅルラン
・パキラ
・アイビー
・エアプランツ

ベランダ栽培でハダニがつくことはある

ベランダで栽培していると、春から秋にかけてハダニがつくことはあります。早めに対策すれば、こわがらなくても大丈夫だと思います。

きれいな花の咲く植物、シソ科、キク科などはハダニが来やすい感じがします。

肥料をあげたほうがきれいな花が咲きますが、肥料を控えめにするとハダニがつきにくくなりました。

また、水やりをしっかりしたり、剪定でもハダニ予防になります。

ハダニは、アブラムシやカイガラムシなどに比べても、被害に遭う植物の種類が多く、ほとんどの植物は被害に遭う可能性があると思います。

ハダニがつきにくいと思う植物もありますが、絶対につかないという保証はないので、日頃からよく観察してハダニが少ないうちに発見して対策するようにしましょう。

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