南国が原産地なので、ハイビスカスは寒さが苦手です。
耐寒温度がおよそ12℃なので、冬には室内で育てたほうが冬越しさせやすいです。
室内で管理して枝を1/2〜1/3ほどに剪定して冬越しさせる方法が一般的です。日当たりを好むので、剪定をせずに温かい室内で日当たりの良い場所に置くと、冬でもハイビスカスが咲くこともあるようです。
真夏の暑さも苦手で、暑すぎる時期は花がつきにくくなるので、少し涼しい秋のほうが、花つきが良かったりします。
ハイビスカスには夏のイメージがありますが、室内に入れれば、11月12月でも花が咲くくらい開花時期が長いです。
ハイビスカスの基本情報
和名:ハイビスカス、ブッソウゲ(仏桑花)
学名:Hibiscus rosa-sinensis
科名:アオイ科
属名:フヨウ属
原産:太平洋諸島、インド洋諸島
開花期:5月〜11月
ハイビスカスの耐寒温度
ハイビスカスの耐寒温度は、およそ12℃と言われています。
室内に入れてからも、12℃以上で管理するようにしましょう。とくに気温の低い時期には、朝晩は窓側から離して部屋の中央に移動させるなどして対策できます。
日中は、日当たりの良い場所が向いています。
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剪定して冬越しさせる方法
気温が下がってきて、ハイビスカスの花が咲き終わった頃に、大きく剪定してから室内に取り入れて冬越しさせる方法があります。
剪定せずに室内に入れると、しばらく花を付けます。花が減ってきた頃のハイビスカスです。
耐寒温度の目安が12℃なので、寒くなってきたら早めに室内に入れると良いです。
花が咲き終わった頃に、強剪定しました。
全体の1/2〜1/3くらいの高さまで剪定(強剪定)します。
剪定してしまうと、しばらくは花は咲きませんが、株全体の負担を減らせて、より寒さに耐えられるようになります。
強剪定後は、水やりの頻度を落とし、土の表面が十分乾いてから水やりをして乾燥気味に育てます。
室内で花が全部咲き終わるまで待ってから剪定しても良いと思います。
ハイビスカスは、生育旺盛なので、春になるとまたしっかり枝を伸ばして花を咲かせます。
つぼみを残すと冬でも室内で花を咲かせる
11月になって気温が下がった頃、まだ咲きそうなつぼみが幾つもあったので、しばらく剪定せずそのまま室内で栽培することにしました。
12月に入っても花を咲かせました。
水やりの頻度は2日に1度程度にしています。
11月のうちは花がよく咲きましたが、12月になる頃には寒さのせいか、小さなつぼみは黄色くなって落ちてしまいました。
室内は日光が入り、暖房が効いているのですが、窓に近いところは朝晩冷えるので、真冬になると花を咲かせ続けるのは難しいかもしれませんね。
12月20日ですが、花が咲きました。今までよりも3分の2くらいに小さめでした。残っているつぼみががあと少しありますが、黄色くなって落ちてしまうか、開花するか、様子をみようと思います。
花が終わった枝から、強剪定して冬越しすることにしました。
大きな枝を一本ずつ、枝についた花が終わったタイミングで、時期をずらして剪定しました。
枝が木質化していることが多いので、庭木の剪定用のハサミを使うと切れ味が良いです。
切った枝の上の方の葉だけ残し、葉の大きさを半分くらいにして挿木用の枝にすることもできます。挿し木は、もう少し気温が高い時期の方が適しているのですが、暖房の効いた室内で水の入った瓶などに入れておくと、根が出てくることがあります。
まとめ
ハイビスカスは寒さが苦手なので、冬越しがうまくできるかが大きなポイントです。
観葉植物に比べると、水やりと肥料と植え替えの作業をまめにする必要がありますが、ハイビスカスは生育旺盛で花も華やかなので、育て甲斐があります。
1シーズンだけでなく、冬越しや植え替えを上手にして何年もハイビスカスを育ててみたいですね。
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