ハイビスカスの花は、夏の時期は1日でしおれてしまいますが、上手にお世話できれば、次々と新しい花を咲かせます。
一般に、開花時期は5月〜10月です。
南国で咲く花ですが、真夏は暑すぎるために花が咲きにくくなり、少し涼しくなってくる秋頃のほうがたくさん咲くことが多いです。直射日光には強く、日の当たるところに置いていても葉焼けしにくいです。
あまりに暑いときや、暑さのせいで元気がなくなってきている場合には、午前中だけ日のよく当たる場所に置いて、午後からは日陰に移動させることもできます。
2021年7月下旬に購入したハイビスカスの苗から、どれだけの数の花を咲かせたか、記録していきたいと思います。
7月24日~31日までの間に、6輪の花を咲かせました。
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7月のお手入れ
【7月の主なお手入れ】
・水やり(朝晩の1日2回)
・葉水を与える
・肥料を与える
・植え替え(苗を購入したため。通常は5月~6月が適している。)
購入直後、見事な花を咲かせましたが、その後、黄色く変色する葉が出てきたので、肥料を与えることにしました。花を咲かせ続けるには、養分がたくさん必要になるようです。
また、葉が黄色くなる原因はいろいろあるので、水、肥料、日当たりなどが適切かどうか、害虫がいないかに気を配ります。
水やりをしながら葉にも水がかかるようにしたり、霧吹きをすると、乾燥を防いでハダニなどの害虫対策にもなります。アブラムシやハダニなどの小さな害虫は、一気に増えるので、早めに見つけて捕殺していくのがポイントです。
暑く乾燥しているとハダニが発生しやすくなります。
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苗の購入後の植え替え
苗を購入してからおよそ1週間後に植え替えをしました。
本来、植え替えに適しているのは5月~6月で、真夏と真冬を避けた時期の方が良いです。
根鉢を崩さないようにそのまま一回り大きな鉢に植え替えると、根の負担を少なくできます。
ハイビスカスは、生育が旺盛なので、根詰まりによって元気がなくなることが多いです。
7月に購入した苗は、だいぶ根が張っていました。
根詰まりになっていると、水やりをしても水分をうまく吸収できなって、すぐに水が流れ出てしまったり、鉢底から根が飛び出ているのが見えたりします。
苗を購入した場合、すでに根がかなり張っていることも多いので、一回り大きな植木鉢に植え替えた方が良いと思います。
1~2年に一度は植え替えが必要になります。
夏は室内に入れた方が良いか
気温が30℃を超えると、花が咲くのが少なくなると言われています。
ちょうど、7月下旬は連日30℃を超えるようになってきたので、室内に移動させることにしました。
窓からの日光がよく当たる場所に置いて、エアコンの効いた室内でよく花を咲かせることもあるようです。エアコンの風が直接当たらないように気をつけます。
室内に置いたりベランダに置いたりして両方試してみましたが、基本的にハイビスカスはベランダで夏を過ごしても大丈夫だと思います。屋外の方が日当たりが良いので、葉の色が濃く元気に育つ気がします。
ただし、地域や環境によって条件が変わるので、状況に合わせてハイビスカスを置く場所を変えると良いですね。
ベランダのコンクリートは熱を持ちやすいので、植木鉢を直置きせずに、レンガなどを置いて地面から離すと、風通しも良くなって根腐れなどの予防になります。
【追記】
8月に入って、室内に入れていたら、どんどん葉が黄色くなり、つぼみも落ちたので、再びベランダに置くことにしました。
しばらくして、新しい葉が出てくるようになり、葉の色も濃い緑になっていきました。
夏の時期は、なるべくベランダなどの屋外に出した方が元気に育つと思います。
まとめ
7月のハイビスカスは、生育期なので、花を咲かせ新しい葉を出して大きくなります。2021年7月は、6輪咲きました。
気温が上がってきて、水をたくさん必要とするので、朝晩の1日に2回水やりをしてちょうど良い頃だと思います。鉢底から水が出てくるまで水をやりますが、根腐れしないように受け皿に水をためないようにして、水はけを良くします。
レンガを地面との間にはさむなどして風通しをよくすると、水はけを良くするだけでなく地面からの熱を和らげることができて根の負担を減らせます。
また、よく花を咲かせるためには、固形肥料(約1ヶ月ごと)や液体肥料(約1週間ごと)を与えます。
今回は、苗購入の直後だったので、1~2日ごとに花を咲かせましたが、気温が上がりすぎるとかえって花が咲きにくくなるようです。夏越できるようにていねいに水やりして育てると、9月頃から花数が増えていきます。
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