柑橘系の植物には、アゲハチョウが卵を産んで、幼虫に葉っぱをかじられることがよくあります。
今年(2022年)より、柑橘系の鉢植えを育てているのですが、5月にアゲハチョウの幼虫を発見しました。
観察を始めてから11日間(5/10〜5/21)のうちに、みるみるうちに幼虫が大きくなってきました。
【5月10日】
最初に見つけたアゲハチョウの幼虫はまだ小さかったので、おそらく2齢幼虫だと思います。
1ミリほどの卵から産まれた1齢幼虫は、2、3日で脱皮して2齢幼虫になると言われています。ごく小さな1齢幼虫は、よほどしっかり見ないと見つけるのが難しいですね。
アゲハチョウの幼虫は、枯れるほど葉っぱを食べないと聞いたことがあったので、そのまましばらく様子を見ることにしました。
アゲハチョウの幼虫は鳥のフンに見える
黒地に白い線が入っている模様は、一見すると鳥のフンに似ています。
【5月15日】
ちょっと大きくなったので、3齢幼虫になったと思います。
葉っぱの上に落ちている鳥のフンのように見せて(擬態)、敵に狙われて食べられるのを防いでいる、と言われています。
あまりきれいな見た目ではないですが、敵から身を守る工夫がされていると思うと、よくできているな、と思います。
最初は小さな鳥のフンのようですが、やがて大きくなると、やたら大きな鳥のフンになります。
何度か脱皮をする
ちょうど、皮を脱ぎ終わって皮を食べているところを見つけました。
【5月21日】
ひと回り、気のせいではないくらい大きくなったと思いました。おそらく、脱皮して、4齢幼虫になったばかりかと思います。
なんとなくぷっくりしてきました。
葉っぱを食べる量も増えていきます。ずっと同じような位置にいたので、このあたりの葉っぱを食べたらどうするのだろう、と思っていたら、別の枝に移動していました。
たくさん食べて動きが活発になってきたようです。
【5月21日(二匹目)】
この大きさになると、鳥のフンにしては大き過ぎるくらいになってきています。4齢幼虫なっていると思います。
最後の5齢幼虫になると緑色になる予定です。
大人になるまでに葉っぱが足りるか、気になりますが、わりと茂っていたので、二匹いても足りそうかな、と思っています。
引き続き様子を見ていきたいと思います。
毎日アゲハチョウの幼虫をチェック
ベランダに出るたびに、アゲハチョウの幼虫がどのあたりにいるか気になるようになりました。間違えて服に引っ掛けてしまわないよう、気をつけています。
アゲハチョウに幼虫は、木を枯らしてしまうことはなさそうですし、ほかの植物にも移動しないですし、柑橘の実にも影響がないので、そのままにしています。
虫カゴに入れていませんが、アゲハチョウの幼虫を飼っているような感じです。
まとめ
はじめは小さな幼虫でしたが、だんだんと大きなイモムシになってきています。
ここまで大きくなってきたので、蛹になってチョウになるまで見てみたいです。
柑橘系の木は、剪定をした方が良いか迷っていたところでしたが、葉っぱが食べられて減ったので、剪定はあとでバランスを見てからにしようと思います。
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