ベランダでも、鉢植えで栽培できる果樹が色々とあります。
鉢植えだと移動させて日当たりを調節したりしやすく、大きくなりすぎないので育てやすいというメリットもあります。
ベランダではスペースが限られているので、とくに育ててみたい果樹を選んで栽培してみると楽しいですよ。
わが家では、オリーブとブルーベリーと、観賞用の柑橘系の木を育てています。
今回は、育てやすい果樹のうち、オリーブとブルーベリーと柑橘類について育てやすさについて書きたいと思います。
オリーブ
オリーブは、葉っぱもきれいなので、植えているお宅をよく見るようになりました。
オリーブの実はそのままでは食べれませんが、アクを抜いたりしてから食べたり、絞ってオリーブオイルにしたりできます。
実をつける果樹ですが、葉っぱを鑑賞して楽しんでいる人が多いと思います。
オリーブは、自家受粉しないものが多く、別の品種の花粉で受粉して実をつける性質があるので、実をつけたい場合には、2種類以上植えるのがおすすめです。
(関連:オリーブの品種の特徴)
もし一本だけで植えても、近所のオリーブの花粉が風に乗って飛んできて受粉することもあるようです。また、自家受粉しやすい品種を選ぶという方法もあります。
日当たりを好み、寒さにも強いので、室内よりもベランダで育てるのが向いています。
地中海沿岸地域の原産ですが、日本の気候で屋外でも育てやすいと思います。
小さなオリーブの苗から育てていますが、夏も冬も越すことができたので、わりと丈夫だと思います。
【水やりのポイント】
過湿を好まない性質なので、水はけを良くして土の表面が乾いてから水やりをしますが、水も好むので乾燥させすぎないように水やりもしっかりします。
水をとても必要とする植物が毎日水やりをする時期に、オリーブの場合は1、2日おきに水をやるようなペースです。
季節や鉢の大きさなどによって条件が変わるので、様子を見ながら水をやりましょう。
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ブルーベリー
ブルーベリーは、葉っぱの新緑や紅葉も楽しめることや、コンパクトな大きさで育てられて実をつけやすいことから、ベランダでも育てられる果樹として人気があります。
オリーブと同じで、2品種以上組み合わせで実をつけやすい性質があります。
ブルーベリーの品種は多いので、購入する前に、どんな組み合わせにしたら良いか少し調べておくと選びやすいです。
ラビットアイ系とハイブッシュ系では、開花の時期が1ヶ月ほどずれるため、同じ系統の中からの2品種を選ぶと受粉しやすくなります。
関東よりも西の地域(暖地)では、ラビットアイ系は耐暑性があってそだてやすいと言われています。
近年、品種改良が進んでいるので、よりおいしく育てやすい品種が増えています。
ブルーベリーは、剪定など工夫をするとだいぶ変わってくるようですが、オリーブよりも食べやすい実で、早い樹齢から実をつけるので、食べられる果樹を栽培したいなら、ブルーベリーはおすすめです。
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柑橘類
キンカンやレモンなどを鉢植えで育てることもできます。
柑橘系の果樹は、1本で育てて実がつきます。
アゲハチョウの幼虫はつきやすいですが、柑橘類は比較的病害虫に強くて育てやすいと思います。
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果樹栽培のポイント
【果樹栽培のポイント】
・品種選びは慎重にする
・受粉のため2品種以上必要かもしれない
・苗ポットから植木鉢に植え替える
・剪定が必要
・一年目から実をつけるのは難しい
育てやすさと、実の特徴が品種によって色々あるので、購入する前に調べておくと、あとで後悔しなくて済みます。
果樹は、何年もかけて育てていくので、気に入った品種を選んだほうが楽しいです。
また、実をつけるために2品種必要かどうかも確かめておきましょう。一本ずつ増やすこともできますが、何度も買いに行って植え替えたりするのは大変なので、まとめて購入すると良いかもしれませんね。
果樹は剪定して樹形を整えると、実の量を調節して美味しい実をつけるようにできたりします。少しずつ木が大きくなっていくのも楽しめるので、果樹栽培はおすすめです。
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