ペンタスは、夏の時期にもきれいな花を咲かせてくれます。花もちが良く、丈夫で育てやすいです。ペンタスの苗は比較的入手しやすく、価格もお手頃なので、夏の庭やベランダに明るい色の花を置きたいときにおすすめです。
花の時期は春から秋までと長く、花が終わっても、次のつぼみが出てきて、次々と咲いていきます。
ペンタスは、冬は室内に入れることで冬越しができます。
冬越し中は、伸び方がゆっくりでしたが、春になって気温が上がるにつれて、生長が早くなります。
ペンタスの基本情報
ペンタス
学名: Pentas lanceolata
英名: Star cluster
和名: クササンタンカ
科名: アカネ科
属名: ペンタス属
原産地: 熱帯アフリカ東部〜アラビア半島
開花期: 5月〜10月頃
花色: ピンク、白、紫、赤
ペンタスの育て方
苗を購入して、植木鉢に植え替えます。ペンタスの苗は、園芸店で比較的入手しやすいです。草花用の園芸培養土で育ちます。
水のやりすぎで根腐れすることがあるので、土の表面が乾いたら水やりします。夏には、基本的に毎日水をやります。気温が高い時期には、出来るだけ午前中や夕方などの時間帯に水やりをします。
受け皿に水を貯めておかないようにします。
花が咲き終わったら、花がらをとり、ひとかたまり全体が咲き終わったら、切り戻して、種に栄養を取られないようにします。
肥料は、草花用の園芸固形肥料を1〜2ヶ月ごとにあげたり、薄めた液体肥料を規定量の範囲内であげたりすると、花つきや花の色が良くなります。
日なたでも葉焼けはしにくいですが、様子を見て遮光したり、半日陰に移動させることもできます。
冬越しの方法
寒いと、葉が傷んで枯れてしまうので、室内に入れて冬越しします。できるだけ日当たりの良い場所に置きます。
室内でもゆっくりと生長するので、花が咲くこともあります。
【2022年3月28日】
春先に、ベランダに出すとき、日中と夜間の気温差が激しくて、夜の寒さで葉が傷むことがあるので、注意が必要です。
この写真の場合、葉がしおれたのは、日光による葉焼けではなく、寒さで傷んだ可能性が高いです。この程度であれば、しおれた葉を取り、夜間は室内に入れて様子を見るとまた新しい葉が出てきます。
【2022年3月8日】
はじめのうちは、夜間は室内に戻すようにした方が安心です。
4月を過ぎてくるころには、ベランダに出したままでも大丈夫になってきます。ひと回り大きな鉢に植え替えます。
4月のペンタス(2022年4月3日)
剪定と切り戻し
花が終わったら、咲き終わった部分のひとまとまりの部分を切り戻すと、下の節から脇芽が出てきて、新しい花を咲かせます。
切り戻しを繰り返していると、脇芽が多くなりすぎることがあるので、そのときには、混み合っている芽を剪定します。
また、高さを調節するために切り戻すこともできます。
程よく切り戻したり剪定することで、花を長く楽しめます。
切り戻した部分を挿し木して増やすこともできます。
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まとめ
ペンタスは、小さな花がまとまって咲くので、華やかです。花が咲いている日数も長いので、ベランダが華やかになります。
冬時期には、室内の日当たりの良いところに置くと、冬越しできます。冬の間は落葉はしないものの花がない期間があるので、物足りなく感じるかもしれませんが、4月以降になって気温が上がってくると、また葉やつぼみがぐんぐん生長していくので、育てがいがあると思います。
ひと回り大きくなるので、花が咲いたときのボリュームも増しますね。
ペンタスは比較的育てやすくておすすめです。
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