スーパーで買った赤いパプリカから種を取り出して育ててみることにしました。8月に植えてから3〜4ヶ月して11月も終わり冬になろうとしていますが、ようやく実が熟して収穫できました。
本来は5月〜6月に苗を植え付けるのが一般的なので、約4ヶ月の時期遅れでの栽培です。
やや小ぶりですが、真っ赤に実りました!
いつも観賞用の花や観葉植物を育てることが多いので、食べられる野菜が採れて特別に嬉しいです。
パプリカは味や見た目が好きな野菜だったことと、調理する時に種が手に入りやすかったことなどから、今回試しに栽培してみました。ベランダ栽培です。
パプリカの成長の様子を振り返ってみたいと思います。
パプリカの基本情報
学名:Capsicum annuum
科名:ナス科
属名:トウガラシ属
原産地:中南米
種まき
3月〜4月頃に種をまき、5月〜6月には苗を植え付けて、8月以降に収穫するのが一般的なスケジュールなようです。
気温が高いほうが発芽しやすいですが、収穫できるまでに期間がかかるので、発芽させにくくなるとはいえ、まだ肌寒い3〜4月頃に種まきをするとちょうどいいです。
パプリカを調理するときに出た種をいくつか乾燥させておきました。
卵パックを半分にして、一つ一つのくぼみに針で穴を空けて、花と野菜用の土を入れます。
指でくぼみを作ってから、1箇所に一つずつ種を入れてから、土をかぶせ、水をやります。
毎日水をやると、1週間ほどで芽が出ました。
種の植え付けが、すでに気温の高い時期(8月2日)だったせいか、発芽率が良く、10個中9個発芽しました。発芽率90%でした。
苗ポットへ植え替え
本葉が出てきたところで、苗ポットへ植え付けました。
まさか、9個も芽が出ると思っていなかったので、最後の苗ポットには残りを全部入れました。
どの苗も順調に育っていきました。葉っぱが増えていい感じです。
鉢に植え替え
一番葉や枝がしっかりしている苗を選んで、植木鉢に植えました。
残りの苗は、苗ポットのまま栽培しました。
最初は大きな差はなかったのですが、だんだんと植木鉢のパプリカの方が大きくなってきました。
1〜2週間に一度くらい液体肥料を与えました。肥料を与えると、葉の色が良くなります。また、植木鉢の大きさで、だいぶ生育に差ができます。
本格的に栽培するとしたら、もっと大きな5号以上の鉢やプランターにして、支柱を立てると良いと思います。
結実の様子
育て方を調べてみると、一番花は摘んで、二番花以降を結実させるそうです。
理由は、早すぎると葉が少なくて実を支えたり栄養を送るのに十分ではないからと言われています。
今回は、季節が遅く寒くなるのが早いので、一番花をそのまま結実させました。
花が終わると、小さなパプリカの形をした緑色の実ができて、可愛らしいです。
だんだん大きくなり、さらに色が変化していくまで、かなりの日数がかかりました。
もう真っ赤にならないかもと思いました。
色が変わり始めてからも、あせらずに待ちます。日当たりの良いところで育て、水やりをして枯れないようにします。
時々、液体肥料をやると、葉の色も良くなります。
収穫
実が熟したら、茎をハサミで切って、収穫です。
真っ赤でツヤツヤなパプリカが収穫できました。
パプリカにしては小さめでしたが、サラダに入れて食べたら甘くて美味しかったです。
まとめ
気温が高い8月頃は、とても発芽率が良かったですが、そうすると実が熟す頃には気温が低くなり過ぎてしまいます。
花が終わって実が付いてからしっかり真っ赤に熟すまでの期間が思っていた以上に長かったのですが、完熟したパプリカは甘くてとても美味しかったです。
春先の肌寒い3、4月頃に種まきして、途中で大きめの鉢に植え付けて肥料もしっかりあげると、もっとたくさん収穫できると思います。
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