スーパーで食用のハーブとしてカットされたスペアミントを購入し、スペアミントティーにして飲んだら、すっきりとしているものの刺激は強くなく、脂っこい食事のあとにさわやかになったので、とても気に入りました。
ミントは雑草のように生命力が強く、地植えにすると増えすぎて困ることがあると言われています。ミントだらけになってしまうことをミントテロと言う表現まであります。
食用に売っているハーブの中でも、繁殖力の強いスペアミントなら増やせるかもしれない、と思い、さし木してみました。
スペアミントの香り
スペアミントは、ペパーミントに比べて刺激が少ない香りで、すっきりとしています。ミントティーやデザートやドリンクの飾りつけに使いやすいと思います。
ミントには、スペアミントのほか、ペパーミント、アップルミントなどいくつもの種類があります。
ハーブの香りは人それぞれ好みがあるので、料理やハーブティーなどに実際に使いたい種類を育てると、育てがいがありますよ。
さし木(さし芽)の方法①水さししてから土に植える
【用意するもの】 ・スペアミントの芽 ・アルミホイル ・プリンカップ ・植木鉢 ・鉢底石 ・土
比較的大きくて節の多いスペアミントを選びます。
下の葉を2節ほど取り、軸の切り口を斜めにカットして水につけます。1、2時間吸水させます。
プリンカップなどにアルミホイルで蓋をかぶせ、さし木する数の穴をつまようじで穴を開けます。
用意したスペアミントをさします。
水を入れ、ミントをさしたアルミホイルの蓋をかぶせます。
毎日水を交換し、根が生えてきたら植木鉢に植えます。
土の種類は、市販の培養土を使い、植木鉢の底に鉢底石を入れて水はけを良くします。ハーブ専用ではなくても、花や野菜用を使えます。
方法②直接土に挿し木する
新鮮なスペアミントがあるなら、すぐに土にさし木することもできます。
生えているスペアミントを切ってすぐ、さし穂を作り、土を少しへこませたところに入れてから土を戻し、水をやります。
下の葉を2節分くらい取り、茎の切り口は斜めに切ります。水につけずにすぐ植えます。
植えたあとは、直射日光の当たらないところで数日間様子を見て、枯れなければ成功です。
スーパーで切って売ってあるミントは、水に入れて水分を吸い上げてからさし木した方が良さそうです。
水さしでカビが生えることがある
季節にもよるかもしれませんが、ふわふわと白いカビのようなものがつくことがあります。
うどんこ病のようなものだと思います。
カビがついたまま土に植えても、なかなか自然には取れませんでした。
対策①カビを取る
まずは、白いカビがついた葉を切り取って捨てます。
下の方の茎は取ると全部なくなってしまうので、薄めた酢水をつけてキッチンペーパーなどでやさしく拭き取り、うすい酢水のスプレーをかけて様子を見たら、カビが気にならなくなりました。
酢水は、小さじ1杯の酢に、200mlの水を入れてうすめたものを使いました。
対策②元気な部分をさし芽する
新しく伸びた芽はカビが生えていないので、無事な部分を切って、新しくさし芽することもできます。
ミントは強いので、水差しせず、切ってそのまま土にさしても意外と簡単にさし芽できたりします。
スペアミントはとにかく強い
うどんこ病のような白いカビが生えて、がっかりしたのですが、カビを取って様子を見たら、元気を取り戻しました。
スペアミントは伸びるのが早いです。脇芽も出てきました。
スペアミントは、本当に強いと思います。
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まとめ
スーパーで売っている食用のミントから、増やすことができます。
収穫して1日以上経っているはずですが、根が出てきたので、生命力が強いと思います。
自宅でハーブを育ててみたいと思ったら、スペアミントはおすすめです。
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