ミニトマトや小松菜など、野菜を種から育てるときに、育ってくる芽を選んで、最終的に株を大きく育てるためには間引き作業が必要です。
芽がたくさん出て育つと嬉しいですが、全部残すとどれも中途半端になり、大きく育ちません。
経験者は間引くのが上手ですが、慣れないともったいなく感じてなかなかできなかったりしますね。
また、土の量もある程度多い方がよく育ちます。
パプリカを栽培した時に、鉢が小さかったので小さめの実が一つという収穫でしたが、もっと大きな鉢にしたら大きな実がついて、いくつか収穫できたかもしれないと思いました。
土の量(鉢の大きさ)はある程度必要
最低限の土があれば育ちますが、大きく育てるには、しっかり根を張れる量の土が必要になります。
始めはとても小さな種で、キッチンペーパーの上でも水分さえ有れば発芽できますが、育てるには土も大切です。
例えば、上の写真は、同じ時から種を植えて育てていますが、左の苗ポットには浅く土を入れただけで量が少ないのでなかなか大きくならないのに対して、右側の植木鉢のほうは早めに植え付けたので、土が多くてのびのびと育っています。
右側のスリット鉢は5号サイズなので、ミニトマトを育てるのにはまだ小さすぎるサイズです。今後、さらに大きな鉢に植え替えが必要になると思います。
また、昨年のパプリカも、植木鉢が小さかったので、通常のパプリカの長さの2分の1くらいの大きさでした。
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観葉植物は、ひとまわり大きな鉢に植え替えたりして、少しずつ大きく育てていきますが、野菜の苗は、大きなプランターや植木鉢に植え付けていきます。
野菜は、数ヶ月間で大きく育てるので、しっかり根を張れるような土が必要になります。
植木鉢の直径だけでなく、ある程度深さがあった方が良いこともあります。面積と深さの両方で適度なものを用意しましょう。
ミニトマトやパプリカの場合、直径と深さがそれぞれ30センチの植木鉢に1株程度と言われています。
場合によっては、植木鉢がなくても土の入っていた袋を使って袋栽培で野菜を育てることもできます。
間引きをする
小松菜やチンゲン菜の場合、1センチくらいの間隔で種を植えて、大きくなるにつれて株の間隔が空くように間引いていきます。
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一つの植木鉢に一株で育てるのがちょうど良いミニトマトなどの種を育てるときでも、予備も考えて種は3粒以上植えることが多いと思います。
10粒くらい植えることもあるでしょう。
10個とも発芽したとしたら、9本間引きして丈夫な1本を残すことになります。
せっかく生えてきた芽を抜くのをためらっていると、混み合ってきて、どれも半端に大きくなれないことになったりします。
思い切って、間引く勇気を持つことが、園芸上達へ第一歩だと思います。
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まとめ
野菜を育ててみるとき、ある程度の土の量を用意し、生長に合わせて間引き作業も必要になってきます。
失敗するかもしれないと思って、予備に何本も狭いところに育てすぎたり、処分しやすいように小さすぎる鉢に植えたりすると、思ったよりも大きくなりません。
観葉植物のよりも勢いよく大きくなるので、鉢やプランターはやや大きめが適しています。
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