ローズマリーは、肉料理の臭い消しや香りづけに使うことができて、使いやすいハーブです。
常緑低木なので、一年を通して、少しずつ収穫できます。
3月に、ひと回り大きな鉢に植え替えしたり、少し肥料をあげた効果もあるかもしれませんが、4月になって気温が上がってきてから、ローズマリーが良く伸びてきました。
ふさふさしてきて、見ていて楽しいですが、よく見るとハダニが数匹ついていました。
ローズマリーは、比較的香りが強いですが、ハダニの被害に遭いやすいです。
今回は、ローズマリーのハダニ対策について書きたいと思います。
ハダニを見かけたらすぐ取る
ハダニがつくと、葉の養分を吸われたところの緑色が抜けて、小さな白い斑点のようなあとがつきます。
白く抜けたところの色は、元に戻りません。
ハダニは、1ミリよりも小さな虫なので、よく見ないと見落としますが、動きはそれほど早くないので、見つけたら確実に捕殺するようにします。
手でつぶしたら、よく手を洗います。ハダニは、植物の養分を奪うだけでなく、ウイルスを媒介することがあるので、ハダニをつぶした手であちこち触らないほうが良いです。
また、ハダニは増え始めると駆除が難しくなるので、できるだけ早い対策だと爆発的に増えることを防ぐことができます。
また、近くに植えている他の植物にもハダニの被害に遭わないように、増やさないことが大切です。
ハダニが増えやすい条件
乾燥しているとき、葉が茂っているとき、ハダニがつきやすくなります。
ちょうど過ごしやすい気温の頃、元気に育ってきたと思ったら、ハダニがつき始めることがよくあります。
こまめにチェックしてハダニを見つけ次第捕殺することで、被害を最小限にできます。
また、剪定や切り戻しをして風通しを良くすることも、ハダニ予防になります。
茂らせ過ぎないようにしてハダニ予防する
もっとふさふさに葉を茂らせたい、と思うかもしれませんが、ある程度伸びてきたら切り戻し剪定すると、株全体の風通しが良くなって、ハダニ対策にもなります。
風通しが良くなるとハダニがつきにくくなりますし、全体にすっきりしていると、ハダニがいた時に見つけやすくなります。
ハダニが隠れる場所が少なくなりますし、葉の影で気づかないうちに大増殖することを予防できます。
剪定したローズマリーは、料理や入浴剤の代わりにお風呂に入れるなどして、有効利用できます。
ほかにもハダニがつきやすい植物はたくさんある
ベランダ園芸をしていて、最初に困った害虫はハダニです。
青ジソが、白い斑点模様ができて葉がカサカサになりました。
続いて、マリーゴールドや、ハイビスカスなどにもハダニがつきました。
早めに駆除できれば、何とか植物へのダメージは最小限にできます。2、3日放っておくだけで、ハダニが一気に増えたりします。害虫がつくと近寄りたくなくなって、そのまま放ったらかしにすると、大増殖して植物ごと廃棄せざるを得なくなるケースがあります。
元気よく育ってきた頃、害虫がつくことがあるので、思い切って剪定したり、こまめにチェックしてハダニをつぶすことで、対策できます。
ほかの植物ついたハダニへの対策は、ほとんど同じです。ハダニは乾燥したところを好むので、霧吹きで葉水をかけることでも予防できます。
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まとめ
ローズマリーは丈夫そうですし、香り強いので、害虫はつかなさそうだと思っていましたが、意外とハダニがつくことがあります。
毎日チェックしてハダニをつぶすことで、増殖を防いでいます。
ふさふさに茂らせて、ローズマリーの花を咲かせたり、あとでたくさん料理などのために葉を収穫しよう、と考えているうちにハダニだらけになってしまうと困るので、茂らせるのは程々にして、早めに切り戻していくのが良いと思います。
また、春の時期は、さし木するのにちょうど良い気温なので、剪定した枝でさし木することもできますよ。
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