冬剪定をして短くなったミニバラのプリンセス・オブ・インフィニティが、3月になって新芽をたくさん出し、勢いよく伸びています。
3月前半の生長はゆっくりでしたが、気温が上がってくるにつれて、3月後半には驚くほど葉が増えました。
シュートも出てきています。
昨年末には、ハダニやカイガラムシがついてしまって元気がなかったのですが、すっかり元気を取り戻しています。
今回は、プリンセス・オブ・インフィニティの冬剪定後の様子です。
プリンセスオブインフィニティの基本情報
学名: Rosa
英名: Miniature rose
科名: バラ科
属名: バラ属
種類: 落葉低木
樹高: 20~30cm
開花期: 四季咲き性
プリンセスオブインフィニティは、2012年に開催されたデンマークの花の祭典オーデンセフラワーフェスティバルでデンマーク王室のメアリー皇太子妃が命名したことで一躍有名になりました。
日本においても、ジャパンフラワーセレクション2014-2015の鉢物部門にて、ベストフラワー(優秀賞)&ブリーディング特別賞を受賞した話題の品種となっています。
ミニバラにしては大きい直径7cm前後の豪華な花が咲きます。
花もちが良く、4~5週間もつと言われています。実際に育てるときには、開花したら早めに切り花にしてしまいますが、切り花にしてからも花もちが良いです。
冬剪定後の様子
【2022年12月12日】
傷んだ葉を取ったりして剪定していたら、こんなに短くなりました。
枝ばかりになって寂しい気もしますが、風通しも良くなって、お手入れしやすい状態になりました。
【2023年1月9日】
節のところから、赤みがかった色の新芽が出てきています。
【2022年2月27日】
2月の寒い時期にも少しずつ葉を増やしていきました。
※ 関連記事
3月の様子
【2023年3月10日】
3月上旬の頃の様子です。大きめの葉も出てくるようになりました。このあたりから、伸びるスピードが上がってきました。
【2023年3月21日】
一日ごとに大きくなっているのがわかるほど伸びています。
新しい花が咲くのはもうしばらくかかりそうですが、みずみずしい新しい葉が出てくる様子を見れて楽しいです。
【2023年3月23日】
横方向から見るとこのような感じです。この2日の間にも伸びたな、と思います。
新しいシュートが何本か出ています。比較的まっすぐ上に伸びています。
5月頃にこのシュートに花が咲くように、育てていきたいです。
【2023年3月31日】
すらっと伸びてきました。順調に育つと、4月に最初の花を咲かせてくれるかもしれませんね。
※ 4月のプリンセスオブインフィニティの様子
プンセスオブインフィニティの育てやすさ
これまでミニバラは短い期間しか続かなかったのですが、今回はほぼ1年育てることができたので、プリンセスオブインフィニティはミニバラの中で育てやすい品種だと思います。
ミニバラではないかのような花の大きさと美しい形をしているので、花が咲いたときの喜びが大きいです。
うどんこ病や害虫の被害に遭うこともありましたが、早めに傷んだ葉を取ったりすることで、生き延びています。
同じような頃に育て始めたグリーンアイスの方が、病害虫がつきにくかったので、一番育てやすいミニバラとまでは言い切れませんが、プリンセスオブインフィニティは比較的育てやすく美しい花が咲くので、初めてミニバラを育てる人にもおすすめです。
新しい葉が出てくる力が強いので、早めに傷んだ葉を取り除いたり、花後に剪定するなどして風通しを良くすると、病害虫のトラブルを減らせます。
ミニバラでありますが、バラのような中輪の花を楽しめるので、ベランダで鉢植えでバラを育てたいときに、プリンセスオブインフィニティは花が華やかでありつつ良くコンパクトに育てられるところが良いと思います。
苗ポットの挿し木苗を株分けしたほうが良いか
プリンセス・オブ・インフィニティなどのミニバラは、一つの苗ポットに3~4本の挿し木苗が一緒に植わっているので、根を優しくほぐして株分けして一つの鉢につき苗1本にして植え付けることができます。
根をかなり触るのでリスクはありますが、ここで株分けできるとその後1株ずつのびのびと育てることができます。
【ミニバラを株分けして植え付ける場合】 ・根や枝葉をのびのびと育てられ、花数も増えやすい ・冬の休眠期に株分けすると、根が傷んでも回復しやすい ・真夏に株分けするのは、枯れるリスクが高くなるので避けた方が良い ・植木鉢が増えるので、置き場所と水やりなどのお世話が増えがち
昨年の植え付けのとき、根がびっしり生えていたので大胆に分けることができず、まとめて一つの鉢で育てました。
今年の冬の時期は再び株分けするチャンスだったのですが、絡んだ根をほぐす勇気がなくてそのままにしてしまったので、今年も3本を同じ鉢で育てることになりそうです。
新芽がたくさん出てきて、葉がびっしりあるので、しばらくそのままにして、時期を見てさらに大きめの鉢に鉢増ししようかと思います。
深さがあったり、直径が大きめの鉢にすることで、まとめて一つの鉢に植えていても育てられると思います。
【苗ポットの苗をそのまま植え付ける(株分けしない)場合】 ・植え付け時に根が傷まない ・一つの鉢でまとめて育てるので、省スペース ・育ってくると、根や枝葉が込み合ってくる ・できれば深さや直径のある鉢で育てると、元気に育ちやすい
まだ一年目なので、今後の経過を見ていきたいと思います。
まとめ
ミニバラを育ててみると、落葉樹のため冬になると葉がなくなり枯れたように見えるので、このまま栽培をあきらめてしまいそうになるかもしれませんが、冬剪定をしてそのまま育ててみると、春先には新芽が出てきて2シーズン目の花も楽しめます。
初めてのミニバラの冬越しでしたが、無事にたくさんの新芽が伸びてきてとても嬉しかったです。
ミニバラの花が咲いていない時期でも、新芽がぐんぐん伸びる様子などを見れるのも面白いです。
難しそうなイメージがありましたが、ミニバラは結構芽吹く力が強いと思います。
プリンセスオブインフィニティの苗を植え付けるとき、挿し木苗を1本ずつ株分けして植え付けるとその後のびのびと育てやすくなると思いますが、株分けしなくても育てることができます。
苗ポットのままにせず、大きめの鉢に植え付けて育て、定期的に肥料をあげたり、病害虫をチェックして早めに取り除くと、比較的長い期間育てられると思います。
※ 剪定の関連記事
※ 関連記事
コメント